- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1971年(昭和46年)3月 |
発売時価格 | 18,300円(標準価格) 1,500円(ケース) |
ニューキヤノネットQL17を母体にして誕生した普及性能・廉価版のシリーズ機種。
測光露出制御は、シリーズ機種に踏襲されて来たシャッタースピード優先式EEではなく、コパル社製のメカニカルプログラム式シャッターを使用した完全自動のプログラムEEであった。
測光連動範囲は、EV3(1/30秒、F2.8)~EV17(1/620秒、F14.5)と広く、ファインダーの仕様はブライトフレーム付きのパララックス自動補正、撮影に必要な各情報も表示され、ピント合わせには二重像合致式距離計を内蔵して、価格の割には、写真入門、機能学習ができる高級な仕様と機能を備えていた。1976年まで作り続けられたロングセラー機種であった。
型式 | 35mmレンズシャッター式距離計連動・プログラムEEカメラ |
画面サイズ | 24×36mm |
標準レンズ | 40mm F2.8(4群5枚構成) |
シャッター | コパル、EV1(1/30秒、F2.8) ~17(1/620秒、F14.5)・X(プログラム式)、セルフタイマーはなし、フラッシュオート用ホットシュー式のみ |
ファインダー | 二重像合致式連動距離計と逆ガリレオ式ビューファインダーを光路内に一体化した一眼式、ブライトフレーム式パララックス補正マーク付き、倍率0.6倍、視野右側にシャッタースピード目盛り、上下に高低輝度警告、メーター指針 |
EE機構 | CdS式、完全自動プログラム式EE、測光連動範囲=EV8~17 (ISO100)、フィルム感度使用域=ISO 25~400 |
使用電源 | 1.3VのH-D型水銀電池1個、バッテリーチェッカーはなし |
フィルム装填・給送 | 裏蓋開閉スプール差し込み式、上部レバー127度回転1作動式、予備角(26度)、小刻み巻き上げ不可 |
フィルムカウンター | 裏蓋開放に連動して自動復帰する順算式 |
フィルム巻き戻し | 上部回転クランク式 |
大きさと質量 | 121×75×61mm、540g |