- 概要
- 主な仕様
発売年月 | 1988年(昭和63年)12月 |
発売時価格 | 98,000円 |
RC-250は、Q-PIC(キューピック)という愛称で発売された。RC-250は簡単に電子写真を楽しむことができるように、小型・軽量、かつ低価格を追求して開発された録画・再生一体型のスチルビデオカメラで、ホールド性、操作性を重視しながら、斬新さを表現した薄型のスマートなデザインと、10万円を切る低価格を実現。
水平786画素1/2型のCCD撮像素子の搭載と、電子スチルカメラ懇談会の統一規格であるハイバンド仕様を導入。 超小型ストロボの内蔵や、光源の種類に関係なく最適なホワイトバランス調整をおこなうインテリジェントオートホワイトバランス機能を搭載し、従来の銀塩フィルムを使用した35mmコンパクトカメラと同様の手軽さでフルカラーの電子写真を撮影することが可能となった。さらに、カメラ本体には再生機能を内蔵、家庭用テレビや液晶テレビに直接つないで、すぐ撮った写真が見ることができる。
型式 | レンズシャッター式スチルビデオカメラ |
記録方式 | ハイバンド仕様準拠 フィールド記録/50画面 |
記録媒体 | スチルビデオフロッピー |
撮像素子 | CCDイメージセンサー |
画素数 | 水平786画素 |
画面サイズ | 6.4(H)X4.8(V)mm(1/2型相当) |
レンズ | 11mm(35mmフィルム版換算60mm相当)、F2.8、 固定焦点、マクロ機能付(マクロスイッチONで切り換え) |
撮影距離範囲 | 1.0m~∞ マクロ撮影時は撮影面から30cm |
シャッター | 2枚羽根プログラム式レンズシャッター |
シャッター速度 | 1/500~1/30秒、 ストロボ同調:1/125秒 |
測光方式 | 外部測光センサー(SPC)+CCD信号によるフィードバックAE |
測光連動範囲 | EV8~18(ISO100相当) |
露出制御方式 | プログラムAE |
露出補正 | ワンタッチボタンによる+1.5EV |
ファインダー | 実像式2次元結像ファインダー 視野率:84%、倍率0.55倍 |
ファインダー情報 | 低輝度連動範囲外、ストロボ充電(充電中/充電完了)、 警告(フロッピー未装填、全トラック撮影済フロッピー装填、 記録禁止フロッピー装填、フロッピーホルダー開蓋)、マクロ表示 |
液晶表示パネル | 撮影モード、フロッピー状態、バッテリー状態、エラーを表示 |
ホワイトバランス | 外部センサーによる自動追尾方式 |
撮影速度 | 1画面撮影および約3画面/秒の連続撮影 |
内蔵ストロボ | 調光式超小型ストロボ ガイドナンバー=7(ISO100)外光の明るさ(EV8以下)を検知して自動発光(AUTO) |
再生方式 | ハイバンド仕様準拠 |
映像信号 | NTSC方式(RC-250)、PAL方式(RC-251) |
映像出力 | ビデオ信号:1Vp-p、75Ω、不均衡(Φ2.5mmミニジャック) |
水平解像度 | 記録再生=300TV本、 再生=400TV本 |
再生機能 | 順送り・逆送りボタン操作による、 同一画面を2分間(バッテリーパック使用時)、 あるいは15分間(バッテリーパック使用時) 再生すると自動停止する安全機構あり |
その他の機能 | 最もトラック番号の大きな記録済トラックの次のトラックにヘッドを自動セットするフロッピー初期設定および任意の空トラックへの撮影ができるインサート撮影機能、1画面消去機能、時限10秒のセルフタイマーなど |
電源 | バッテリーパックBP-4P(専用鉛蓄電池、8V、200mA・h) |
外形・寸法 | 142(幅)X34.5(幅)X106(高さ)mm |
重量 | 約420g(電池なし) 約485g(電池含む) |