1992優秀賞
ARTIST STATEMENT
UNCLEAR
私は、花鳥風月といった自然の四季の移ろいが大好きで、その方面の作品を数多く撮ってきました。しかし、この分野では、私のような若輩者よりも年配のアマチュアの人達の方が素晴らしい作品をお撮りになるので、「私はもっと若者らしい活気に満ちた作品を撮るべきではないか」と感じていました。そのような思いがあって、今回の作品が出来たわけです。今回の入賞により新しい映像への道が開けたような気がします。
審査評 選:南條 史生
前半5点と、最後の2点がいいと思った。被写体の選び方に明確な視線を感じる。それが、技術的に高いソラリゼーションによって、抽象化され、観念的になっている。しかし、抽象化を進めるとどこに行き着くのか。どこで抽象化を止めるか、ということが問題になるだろう。
PROFILE