とくた はじめ

さざめき

確か、2004年12月頃
「もっと素直に撮ってみよう」
と思った……。
というか、そう決めた。
足かせが外れた気がした。
ぼんやりと求めていたイメージがゆっくりそして
はっきりと見えてきた。
冬から春へ。
なぜか、
なぜだか、
ドキドキする。
今まで写らなかったものが
写っていた。
それはとても自分らしくて嬉しくなった。
そんな写真で賞をいただけたことは最高に幸せな出来事だ。

応募作品形態：写真集(210mm×210mm) 全40ページ・80点

審査評　選：ウィリアム・エグルストン

今回、優秀賞に選んだとくた氏の作品は、静かに私の胸を打ち、感動に導かれた作品として記憶に留まりました。
特にモノクロのハートのクッションの写真は、美しく、たいへん素晴らしいものであると思います。