HALKA

レッツゴー二匹

大人の世界と子供らしい無邪気さとの狭間で自分なりに折り合いをつけながら
ママの後ろ姿を追いかけ続ける娘。
姉妹のようで時々母親の顔を見せる奇抜で波乱万丈な生い立ちを持つ彼女。
少女と大人の狭間で思い悩む私はユニークな親子と出会う。
レッツゴー二匹というフレーズを唱えながら２人は変化し続けてこちらを飽きさせない。

応募作品形態：ブック/Ａ4/写真用紙クリスピア＜高光沢＞/30点

審査評　選：荒木 夏実

まずこの写真のインパクトに魅かれました。母と娘が描写されていますが、母親は世の中で言うような模範となるきちんとした母親というイメージからはほど遠いかなりパンキーで不良のお母さんです。そのお母さんのどこか危うげな表情に対して娘の方は非常に活き活きとしていてドッシリと構えている感じがします。この二人はとても良い組み合わせで最高のコンビであるというのが伝わってくる。そして深い愛情というものも感じられて、いわゆる世の中のスタンダードとはちょっと違って見えるかもしれないけれども、そこに確かにある絆や関係性というものに魅力を感じました。