2017優秀賞
ARTIST STATEMENT
Gesture of Rally #1705
とある写真の中に事件を勝手に見出して、かつてそこにあったとされる“それ”に近づくための考察を繰り返す。そのうちに、不確かな物事は、ルールが共有されていくにつれて真実味を帯びていく(ような気になっていく)。同時に、確かだと思っていたことは朧げになっていく。 決定的な答えが導き出されるわけでもなく、ただひたすら平行線を辿ることは、何らかの意味をもたらすだろうか。
応募作品形態:インスタレーション サイズ可変/木材/石粉粘土/ 写真/テキスト/映像:0:12:41 他 /1点
審査評 選:サンドラ・フィリップス
この作品の強烈さと遊び心が気に入りました。不条理性を組み込んでいるところがよかったです。また、芸術界における写真の可能性を考察し、写真を映像にまで押し広げています。
PROFILE
澤田 華Hana Sawada
1990年 | 京都府生まれ |
2016年 | 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程 修了 |
【主な展覧会】
2017年 |
「ラリーの身振り」KUNST ARZT(京都) 「未来の途中の星座‐美術・工芸・デザインの新鋭9人展」 京都工業繊維大学 美術工芸資料館(京都) 「群馬青年ビエンナーレ2017」群馬県立近代美術館(群馬) |
2016年 | 「Reproduction」成安造形大学 ギャラリーアートサイト(滋賀) |