2018優秀賞
応募作品形態:A4/ファイルにまとめたプリント写真/585点
日々の集積、その圧倒的な量と質が強く印象に残るファイルでした。小さなプリントを溢れるほどに詰め込んだ見本帳のような体裁は、それぞれの写真の等質性を際立たせ、また一見無秩序に収められたイメージは違和感なく協働することで、この日常の集積物を一つのかたまりとしてみせています。作者は撮影するために行動することはないと言いますが、これは「写真」が作り手の意識の外に成り立つということを体現する言葉ではないでしょうか。習慣化された仕事の中に、振り切れた欲望と迷いのなさを感じました。
1989 年生まれ
2011年 | 個展「無意図の描写」(鑓水青年美術館) |
2016年 | グループ展「シーサイドプールサイド」(稲毛海浜公園) |
2018優秀賞