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別府 雅史

「 2011-2018 」

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2018優秀賞

ARTIST STATEMENT

2011-2018

  • ・蜜蜂が花へと向かう時、それは花を取り囲む世界を認識していない。見ることを定められたものの外側を見ること。
  • ・プリミティブな感覚を維持するため、生活の中で接している様々なもの、仕事、行楽、習慣、技巧、テクノロジーなどと適度な距離を取り、素朴に接する。
  • ・何か別の目的へと向かっている時にこそ、ふと冷めた目で世界を認識することが出来る。(なぜなら、見ること、作ることもまた用意された目的に囚われやすいから)

応募作品形態:A4/ファイルにまとめたプリント写真/585点

審査評 選: 安村 崇

日々の集積、その圧倒的な量と質が強く印象に残るファイルでした。小さなプリントを溢れるほどに詰め込んだ見本帳のような体裁は、それぞれの写真の等質性を際立たせ、また一見無秩序に収められたイメージは違和感なく協働することで、この日常の集積物を一つのかたまりとしてみせています。作者は撮影するために行動することはないと言いますが、これは「写真」が作り手の意識の外に成り立つということを体現する言葉ではないでしょうか。習慣化された仕事の中に、振り切れた欲望と迷いのなさを感じました。

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PROFILE

別府 雅史Masashi Beppu

1989 年生まれ

個展

2011年個展「無意図の描写」(鑓水青年美術館)

グループ展

2016年 グループ展「シーサイドプールサイド」(稲毛海浜公園)
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2018優秀賞

別府 雅史

2011-2018

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