2018優秀賞
ARTIST STATEMENT
無価値の価値
この世に存在するものは本来等しく無価値だと考えている。無価値だからこそ人は価値をつけることができるのだ。価値をつけることができるという自由。私はそれこそが無価値の価値だと考えている。本作ではデジタル特有の技法で足元に転がる無価値で微細なものを細部まで記録した。この写真を通して無価値の価値について再認識していただければと思う。
応募作品形態:ブック(縦500mm × 横361mm)/ ピグメントプリント8枚、被写体となった砂粒を貼り付けた紙8枚 / A3ノビサイズ / 1冊 計16点
審査評 選:サンドラ・フィリップス
100年以上に渡り、写真は事実を証明するものとして使われてきました。また科学的な見解を正確に伝えようとする中でも役に立ってきました。このブックには実際の小さな砂粒と、その拡大写真が魅惑的にまとめられています。拡大写真は、非現実的な世界を創りながら、同時に砂粒の特性、特徴を極めて細かく表しています。
PROFILE
岡田 将Susumu Okada
1984年 | 東京都葛飾区生まれ |
2006年 | 日本写真芸術専門学校フォトアートコース卒業 |
現在、写真家として活動中。 |
個展
2012年 | 個展「白い痕跡」(新宿Nikonギャラリー/東京) |
2012年 | 個展「白い痕跡」(大阪Nikonギャラリー/大阪) |
2016年 | 個展「砂の顔」(新宿Nikonギャラリー/東京) |
2017年 | 個展「砂の顔」(大阪Nikonギャラリー/大阪) |
グループ展
2016年 | グループ展「Art Baseball展」(おぢさんの家/東京) |
2017年 | グループ展「9sence ARTS Vol.1」(Y’s ARTS/東京) |