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立川 清志楼

「 写真が写真に近づくとき 」

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2020優秀賞

ARTIST STATEMENT

写真が写真に近づくとき

写真と動画の関係性について考察し写真とは何かを探求する作品。視覚変化を触発するため映像による写真の動画化及び動画の写真化を実施、また音響を追加することで聴覚変化も触発する。この試みにより写真と動画の差異及び相似性を抽出し写真の本質について思考する。
写真は時間を止めることで時間を可視化し、時間の日常性を意識化し、時間に対する既成概念を変革させた。写真に現れる静止の世界。流れるべき時間が静止することの違和感、驚き。これこそ写真の本質である。「写真が写真に近づくとき」とはこの驚きの瞬間である。

応募作品形態:ブック/A4 縦/映像30分

審査評 選: オノデラユキ

この作品は、メディウムとしての写真、そのものに対する批評があって、そこがアート作品として成立しています。写真と動画の境界線を行き来し、彷徨いながら生まれてくる写真とは一体何であるのか?そういう命題も視野に入っている。距離をもって作り上げているという点で今後が期待できます。
僅かな変化、ほとんど動かないムービーは、目を留めさせるという粘着性があります。独特の奇妙さや不気味さが表れている奥の深い映像作品です。ただ一つ気になったのはタイトル。課題や自分のやりたいことをタイトルにしてしまったらNGなんです。抽象性が欲しかった。

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PROFILE

立川 清志楼Kiyoshiro Tatekawa

東京在住

個展

2013年「檻」
2014年「檻Ⅱ」
2015年「檻Ⅲ」

グループ展

2015~18年「写真の地層展vol.17~19」
2019年「写真新世紀2019」
2020年「写真新世紀2020」

ソロ上映会

2020年〜「第一次三カ年計画 Tatekawa Kiyoshiro film collection」毎月開催予定(2020年7月~2023年7月)

グループ上映会

2020年「material zone=物質地帯1~2」
「~映像と斜陽」
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2020優秀賞

立川 清志楼

写真が写真に近づくとき

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