INTERVIEW
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インタビュー
安村 崇
(写真家・2021年度[第44回公募]審査員)「写真新世紀」最後の公募審査となった第44回公募審査員を含め、4回連続で審査員を務めていただいた安村 崇氏。
一貫した写真へのこだわりと探求心は本人の心を常に揺さぶり、新たな作品に挑み続ける。今回のインタビューでは、1999年の受賞当時を振り返りながら、グランプリに輝いた『日常らしさ』から新作『態態』まで、作品の背景にある数々の制作秘話を含め、本人の核ともいえる写真に対する気付き、取り組み方についてお話をうかがった。2022年7月7日(木)
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インタビュー
横田 大輔
(写真家・2021年度[第44回公募]審査員)写真を成立させるプロセスや素材そのものに着目し、独自の表現を展開してきた横田大輔氏。
斬新と思われるその創作手法も本人いわく「日常的な作業から思いついたアイデアばかり」だという。第45回木村伊兵衛写真賞(2019年度)を受賞するなど、さらなる活躍が期待される写真家として注目を集める横田氏に、写真に対する考え方を変えたきっかけや、小冊子写真集や音楽の制作からの影響、手探りで切り拓いた海外進出等々、写真家として歩んできたこれまでの道のりについて話をうかがった。2022年7月7日(木)
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レクチャー
野村浩(美術家) ×
柿島 貴志(POETIC SCAPE 代表)写真、現代美術、出版など様々なクリエイティブなシーンで幅広く活躍されている野村浩氏。
見る者を惹きつけ、飽きさせないアイロニックな作品は、どのようなプロセスを経て形となるのか。2020年[第43回公募]写真新世紀審査員としてお招きし、「写真新世紀展2020」で写真レクチャーを開催。優秀賞受賞作から昨今の新作まで、スライドをご紹介いただきながら、アイディア、その源についてお話いただきました。聞き手に、中目黒のギャラリー、POETIC SCAPEの代表 柿島 貴志さんをお迎えしました。2021年5月17日(月)
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インタビュー
中村 智道
(アーティスト・2019年度[第42回公募]グランプリ)2019年度写真新世紀[第42回公募]でグランプリを受賞した中村智道は、父親の死を契機に受賞作となった「蟻のような」を制作した。
アニメーションを主体とした表現活動で高い評価を得られた中村曰く“この作品は、静止画を用いて制作した動かない映像作品”である。審査員で選者の写真家リネケ・ダイクストラ氏からは「苦しくて切ない複雑な感情を鮮やかに浮かび上がらせている」と評された。今年の個展では、本シリーズに新作を加え「Ants」を発表。制作の意図や表現にかける思いをうかがった。2021年5月17日(月)
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インタビュー
オノデラユキ
(写真家・2020年度[第43回公募]審査員)写真新世紀1991年度[第1回公募]において優秀賞を受賞後、拠点をパリに移し、世界で幅広く活躍されてきたオノデラユキ氏。
フランスで最も権威あるニエプス賞(2006年)の受賞から、現代写真・アートの領域で躍進され、斬新な作品を数多く発表されてきました。2020年、コロナウイルスがパンデミック化する中、オノデラ氏を審査員として招聘、オンラインで作品審査に臨んでいただきました。今回のインタビューでは、写真新世紀審査会での応募作品に対する気づきをはじめ、ご自身の活動、アイディアの源について広くお話を伺いました。2021年2月18日(木)
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インタビュー
瀧本 幹也
(写真家・2020年度[第43回公募]審査員)写真新世紀2020年度[第43回公募]で審査員を務められた瀧本幹也氏は、写真家および映像の撮影監督として広告や映画等々さまざまな領域の第一線で活躍しながら、展覧会や写真の出版など作家としての活動を精力的に展開している。
2020年は新型コロナウイルスによる多大な影響を社会全体が被った一年となったが、日本を代表するクリエーターの一人である瀧本氏はこの一年をどのように過ごし、また次に繋げようとしているのか?ご本人にお話をうかがった。2021年2月18日(木)
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インタビュー
ソン・ニアン・アン
(2018年度[第41回公募]グランプリ)
「Artificial Conditions — Something To Grow Into」2018年度[第41回公募]グランプリを受賞したソン・ニアン・アン。受賞作「Hanging Heavy On My Eyes」はシンガポールの大気汚染の数値を露光時間に換算し、異なるグラデーションとして表現した斬新なものだった。受賞から1年、新たな映像作品「Artificial Conditions — Something To Grow Into」を個展で披露、アーティストとして取り組む写真、映像、その表現の可能性についてお話を伺った。
2020年6月17日(水)
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インタビュー
ユーリン・リー
(台湾高雄市立美術館キュレーター、ディレクター・2019年度[第42回公募]審査員)台湾・高雄市立美術館でキュレーターを務めるユーリン・リー氏を審査員にお招きしました。アート、写真、建築の分野に見聞を広げ、台湾のアートシーンを最前線で切り開いた氏は受賞作品をどのように評価されたのか、また、キュレーターになられた経緯、高雄市立美術館の魅力についてお話を伺いました。
2020年6月17日(水)
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インタビュー
ポール・グラハム
(写真家・2019年度[第42回公募]審査員)社会構造や人々の生活を鋭く考察したカラー写真で知られるイギリス出身の写真家ポール・グラハム氏。写真家として活動をはじめた1980年代前半から、“旅”は作品制作の重要な契機であり続けたが、90年代後半に果たしたアメリカへの移住は、写真家としても、彼の人生においても大きなターニング・ポイントになったと言えるだろう。現在に至るまで取り組んできたさまざまな挑戦についてお話をうかがいました。
2020年4月6日(月)
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インタビュー
リネケ・ダイクストラ
(写真家・2019年度[第42回公募]審査員)肖像写真の分野で数多くの傑作を生み出してきたオランダ出身の写真家リネケ・ダイクストラ氏。
思春期の若者を被写体に、自意識やアイデンティティといったテーマを一貫して追求してきたダイクストラ氏に、作家としての関心事や、使用するメデイアや制作手段の決定についてお話をうかがいました。2020年4月6日(月)
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インタビュー
澤田 知子
(アーティスト・2018年度[第41回公募]審査員)記憶に残る写真展「SELF/OTHERS」をディレクションされたアーティストの澤田 知子氏。見る者を惹きつけるそのアイデアはどこから湧き起こるのか?ご自身の活動について、また審査員のお立場からグローバルに舵を切った写真新世紀の今についてお話しをうかがいました。
2019年5月28日(火)
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インタビュー
須藤 絢乃
(アーティスト・2014年度[第37回公募]グランプリ)セルフポートレートをはじめ、多才な被写体とのコラボレーションで作品を展開しているアーティストの須藤絢乃氏。審美眼にかなう真摯なカメラワーク、そのアイデアはどこから湧き起こるのか?目に見えない世界を追いながらリアルに事象を視覚化する、その惹かれている世界観についてお話をうかがいました。
2019年5月28日(火)
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インタビュー
トロン・アンステン&ベンヤミン・ブライトコプフ(2017年度[第40回公募]グランプリ)
『Another man's floor』ノルウェー、ドイツと遠距離で制作を展開している2人による制作は、どのように拓かれているのか?新作個展「Anotherman's floor」の開催に際し、ユニット誕生から、目指すアーティスト像についてお話をうかがいました。
2019年5月16日(木)
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インタビュー
杉浦 邦恵
(写真家・2018年度[第41回公募]審査員)写真メディアの特徴を活かした実験的な試みで数多くの先進的な作品を世に送り出してきた杉浦 邦恵氏。 1963年に渡米し、67年からはニューヨークを拠点に制作活動を展開されています。今回のインタビューは、NYのアートシーンのいま、ご自身の制作、体験を通した写真表現について幅広くお話しいただきました。
2019年5月16日(木)
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インタビュー
エミリア・ヴァン・リンデン
(Unseen アーティスティック・ディレクター・2018年度[第41回公募]審査員)新進気鋭の作家から大御所まで幅広く作品を紹介し、現代写真のプラットフォーム的なイベントとして、評価されている「Unseen」(アムステルダム)。「Unseen」でアーティスティック・ディレクターを務めるエミリア・ヴァン・リンデン氏を審査員にお迎えしデジタル時代における写真の行方についてお話をうかがいました。
2019年5月16日(木)
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トークショー
サンドラ・フィリップス(サンフランシスコMoMA 名誉キュレーター)× 清水 穣(写真評論家)
2018年11月3日(土)、サンドラ・フィリップス氏と清水 穣氏によるトークショーを開催。現代写真の目利きであるお二人が、グランプリ選出公開審査会を振り返りながらグランプリ誕生の背景に迫ります。
2019年5月16日(木)
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インタビュー
サンドラ・フィリップス
(サンフランシスコMoMA名誉キュレーター・写真新世紀第41回公募審査員)サンフランシスコ近代美術館の写真部門のキュレーターとして第一線で活躍してこられたサンドラ・フィリップ氏。欧米における日本写真研究の第一人者としても尽力されてきたフィリップ氏に、今回ご参加いただいた審査会の感想や、日本人写真家たちの欧米との違い、今後の展望などについてお話をうかがいました。
2018年5月31日(木)
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ビデオインスタレーション
さわ ひらき
(美術家・写真新世紀第41回公募審査員)シンプルに湧き起こるさまざまな現象を映像で捉えた作品「うろ・うろ・うろ」は、 鑑賞者の想像力を膨らませ、新たな視点を導き出します。映像表現とインスタレーション、夜の闇での撮影に新機軸で挑戦されたさわ氏にお話をうかがいました。
2018年5月31日(木)
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インタビュー
上田 義彦
(写真家・写真新世紀第40回公募審査員)広告写真の第一線で活躍されるほか数多くのオリジナル作品を手がけ、発表されている上田 義彦氏。 多くの者を魅了するスタイリッシュな作品、独自の世界観、そのアイディアの源はどこにあるのか? 写真を活力とする上田氏のこれまでの歩みについてお話をうかがいました。
2018年5月31日(木)
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インタビュー
アレック・ソス
(写真家・写真新世紀第40回公募審査員)アメリカ写真の伝統を受け継ぐ重要な作家として高く評価され、幅広い世代に支持されるアレック・ソス氏。 現代において写真はコミュニケーションの手段であり、言語と同じような文化的意味を持っていると語る。 聞き手にサンドラ・フィリップ氏(サンフランシスコ現代美術館・写真部門名誉キュレーター)を迎え、自身のスタイルを確立していった背景とともに、今回の審査会を経た感想をうかがいました。
2018年2月27日(火)
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インタビュー
ダヤニータ・シン
(アーティスト・写真新世紀第40回公募審査員)ヴェネチア・ビエンナーレへの2回に及ぶ招聘(2011年、2013年)や、 各国の主要美術館における個展の開催など、現在のアートシーンにおいて最も活躍の著しいアーティスト、ダヤニータ・シン氏。 写真を主要な要素として使用しながらも、既成の枠組みや考え方を超え、独自の表現方法を提示する氏の作品は、多くの人々を刺激し続けている。 審査会の感想、日本との深い関わり、そしてアーティストとしての覚悟についてお話をうかがいました。
2018年2月27日(火)
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インタビュー
金 サジ「満月の夜、男は墓を建て、女はぼっくりを食べる」
2016年、第39回公募で「物語」を応募し、グランプリを受賞した金サジ氏。 ご自身のルーツを手繰り寄せ、作品で紐どいていくようなパワフルなスタイルで制作されている。 新作個展「満月の夜、男は墓を建て、女はぼっくりを食べる」はどのようにして生れ出たのか? 謎めくタイトルからコンセプト、そして作品の行方についてお話をうかがいました。
2018年2月27日(火)
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インタビュー
迫 鉄平「剣とサンダル」
2015年、第39回公募で動画作品『Made of Stone』を応募し、 審査員満場一致でグランプリを獲得した迫鉄平氏。 受賞から約1年、その間のご自身の変化と新たに取り組まれた 新作個展『剣とサンダル』の制作についてお話をうかがいました。
2017年3月9日(木)
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インタビュー
柴田 敏雄
(写真家・写真新世紀第39回公募審査員)代表作「日本典型」(1992年)のシリーズ等で、日本における写真表現の新時代を切り拓いてこられた柴田敏雄氏。しかし、コンテンポラリー写真の第一人者として活躍される以前には、独自の表現を確立するため、試行錯誤にもがいた時期は決して短くなかったといいます。そんな柴田氏が、審査会を終えた感想と、写真家を目指す若者たちへのアドバイスを語ってくださいました。
2017年3月9日(木)
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インタビュー
オサム・ジェームス・中川
(写真家・写真新世紀第39回公募審査員)現在、インディアナ大学で写真の教鞭をとるオサム・ジェームス・中川氏。NYに生まれ、日本とアメリカを行き来する中、どちらの地でもアウトサイダーである自分を感じてきたという。グランプリ選出審査会を終えて、第39回公募全体について感想をうかがいました。
2017年3月9日(木)