イカル
スズメ目アトリ科 全長約23㎝
九州以北の落葉広葉樹林で繁殖する。山地に多いが、北日本では冬期に見られなくなる一方、東北以南では低地の林でも見られるようになる。太い嘴はシメに似るが黄色が鮮やかで、シメより尾が長い。「キョッ、キョッ」と鳴き、さえずりは口笛のような声で「キィコキコキーイ」などと聞こえる。
※鳴き声が再生されます。
聞きなしで天気予報?
野鳥の声を聞き分けるには
野鳥は声で気づくことが多く、姿が似た鳥は声を聞かないと識別できません。声による識別では、「声の質」と「鳴き方」に注目します。
イカルはそれほど珍しい鳥ではなく、わかりやすい姿をしています。しかし、林の高いところにいることが多く、姿を見るには、まず、声で気づいて探すことになるのが普通です。
イカルの地鳴き(雌雄、季節問わず単発的に発する声)はアカゲラやアオゲラなどのキツツキの仲間の声に似ています。ただし、キツツキ類よりも声の質が弱いので、比べて、慣れることで聞き分けられるようになります。
さえずり(主に繁殖期にオスが歌うように鳴く)は笛のような音色で、「キィコキコキーイ」と尻上がりになります(声の質が似ているウグイスのさえずりは最初を伸ばし、オオルリでは尻下がりになる)。

アケベコキーなら晴れる?
鳥の声を人の言葉に置き換える「聞きなし」はホオジロで多くあると解説しましたが、イカルも負けず劣らず、地域や年代でいろいろあります。
例えば、「お菊二十四(おきくにじゅうし)」「月日星(つき ひ ほし)」「これ食べてもいい?」「いいこと聞いた?」などのほか、「アケベコキー(赤い服着ろ)」と聞こえると晴れ、「ミノカサキー(蓑笠着ろ)」と聞こえると雨が降ると言われた地域もあるそうです。
イカルの英名はJapanese Grosbeakですが、中国にはよく似たコイカルChinese Grosbeakがいて、日本でも冬に見られることがあります。















































































