オオヨシキリ
スズメ目ヨシキリ科 全長約18.5㎝
九州以北に夏鳥として飛来するが、北海道では少ない。ヨシ原の茂みの中にいて姿を見るのは難しいが、繁殖を終える夏までオスのさえずりは夜も聞かれる。「ギョシギョシ、ケケチカカチ、チカチカ」などと賑やかに鳴き続け、俳句では「行々子(ぎょうぎょうし)」と呼ばれる。さえずりに夢中になってヨシの上まで来ると、全身を震わせて鳴く姿や赤い口の中を見ることができる。
※鳴き声が再生されます。
昼夜問わず歌い続けるワケ
決めては姿か?声か?
さえずりにはオスがメスを呼ぶ、縄張りを主張するなどの意味があります。特に森で進化したスズメ目に分類される小鳥たち(
ヨシキリ科やウグイス科の小鳥たちは茂みの中で暮らすので、オスは姿を派手にすることなく声でアピールすることに徹したのでしょう。
派手なオス、歌うオスが多いのは鳥に限らず動物に共通する傾向で、選択権がメスにあるからにほかなりません。

夜も歌い続けるワケ?
オスがよくさえずるのは普通、朝です。
しかし、ウグイスは昼でもよくさえずり、オオヨシキリやコヨシキリは夜でもさえずります。これは、彼らが実は、一夫多妻を目指しているからです。鳥類の90%以上が一夫一妻で繁殖します。その理由としては、天敵が多く、悪天候の日もあり、食住の保証もないなど、厳しい自然界では生存率が低く、短期間で多くのヒナを育てあげる必要があります。そのためには、つがいで協力したほうが有利なはずです。しかし、つかまえやすい虫が多く、メスの給餌だけで
オスとメスの数は本来同じなので、そのような条件下では、1羽のオスが複数のメスとつがいになると、あぶれるオスも少なくないでしょう。















































































