ニュースリリース

2007年11月27日
キヤノン株式会社

キヤノンが地域開放型の技能研修施設を開設
-既設の研修施設も就労支援のために活用-

キヤノン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:内田 恒二)は、このたび、キヤノングループ社員の技能の底上げと強化、ならびに地域社会の人材育成と就労支援を目的として、大分県大分市に新たな技能研修施設を開設することを計画いたしました。また、関東にある既存の社内研修施設についても、キヤノングループ外の地域社会の人材育成に向けて活用していく予定です。

今回、大分県大分市に新設する技能研修施設は、大分キヤノン株式会社大分事業所の隣接地に、位置しています。 研修所内には、基板実装装置のほか、旋盤・フライス盤・レンズ加工用研削盤・樹脂成形機・自動化制御装置等の製造装置を複数設置します。研修プログラムは、ものづくりに関する講義に加え、基板実装や各種部品加工、ロボットを用いた実技研修を行う予定です。研修施設の開設は、2009年4月を予定しています。

当研修施設は、現在大分県内にある生産子会社2社(大分キヤノン株式会社、大分キヤノンマテリアル株式会社)の「ものづくり力」の底上げと強化に役立ちます。一方、キヤノングループ外の企業や各種学校に開放することで、地域の「ものづくり人材」の育成支援を行なっていきます。さらに、政府が2008年4月以降本格実施を検討している、「ジョブ・カード制度」の研修先としての活用も想定しています。「ジョブ・カード(職業能力証明書)」の取得には、企業での実習にプラスして、受入企業外での教育訓練が必要となります。当研修施設をこの教育訓練の場としてご活用いただくことで、キヤノンは若年層や子育て終了後の女性の就労支援に貢献していきます。

(仮称)キヤノン大分研修所完成予想図

(仮称)キヤノン大分研修所完成予想図

また、既存の研修施設である、「ものづくり人材育成センター」(所在地:茨城県取手市)と「溝の口研修センター」(所在地:神奈川県川崎市)についても、「ジョブ・カード制度」の研修先として活用することを視野に、研修プログラムの検討を行っています。

【新設する研修施設の概要】

1. 名称 キヤノン株式会社大分研修所(仮称)
2. 所在地 大分県大分市大字迫
3. 代表者 代表取締役社長  内田 恒二
4. 敷地面積 約 10,780㎡
5. 延床面積 約 6,800㎡(鉄骨造3階建て)
6. 投資額 約 30億円(建物・付帯設備・研修装置等)
7. 建築着工 2008年5月予定
8. 建物竣工 2008年12月予定
9. 研修所開設 2009年4月予定
10. 受講可能者数 最大150名/日