高さを変えることで画面に奥行きがうまれ、鳥の目線になって撮ることで、画面に臨場感が生まれます。撮りたいイメージに合わせてアングルの選択肢を知っておくと、写真のバリエーションが広がりますね。
構図って難しい!日の丸構図の中でもっと変化をつけられる? 余裕がある場合は、意識的にいろんな姿勢を試してみましょう。カメラの角度が変わると、違った見せ方ができます。
もっとも一般的な撮影スタイル。水面を泳いでいる野鳥や地面にいる野鳥を撮影する場合には、見下ろす形。野鳥が杭や木の枝にとまっている場合は目線に近い形になります。自分より高い位置に野鳥がいる場合は、見上げる形になります。
地面や水面など、低い位置にいる野鳥の場合、撮影者もしゃがんだりしてカメラの位置を下げれば、野鳥の目線に近い構図が撮れます。手前にある草や花を入れて、前ボケ(手前をぼかす効果)を活かす撮影にも向いています。
水面や地面の野鳥たちとほぼ同じ目線で、バックの風景や景色を入れて撮影することができます。ただし、手前の草などが邪魔になることがあります。また、目の錯覚でまっすぐ構えているつもりでも、画面が斜めになることもあるので注意しましょう。バリアングル液晶のついたカメラでは、モニターを確認しながら撮影できるので、画面が斜めになりにくい利点があります。
これまで写真を撮るときに、姿勢を変えたことなんてなかったかも。しゃがんだり、カメラを置いたりすると、同じ日の丸構図でも、写し出される世界がまったく違うことに驚きました。背景が変わると、写真の雰囲気ガラリとが変わるんですね!
立って撮影した場合
座って撮影した場合
ローアングルで撮影した場合
高さを変えることで画面に奥行きがうまれ、鳥の目線になって撮ることで、画面に臨場感が生まれます。撮りたいイメージに合わせてアングルの選択肢を知っておくと、写真のバリエーションが広がりますね。