Unseen アーティスティック・ディレクター
現代写真の表現の場として注目されるUnseen(オランダ)のアーティスティック・ディレクター。写真界の最新のトレンドにフォーカスし、Unseenは新進気鋭の才能ある写真家に作品展示の機会を提供するとともに、著名なアーティストの最新作も展示している。Unseenでは年間を通して様々な展示を行っており、メインイベントのUnseen Amsterdamの第7回目は2018年9月に開催される。2014年創刊の年刊誌『Unseen Magazine』の編集長を務めるなど、芸術的才能の発掘と、若手アーティストの支援に力を入れている。
サンフランシスコMoMA 名誉キュレーター
サンフランシスコ近代美術館、写真部門名誉キュレーター。ニューヨーク市立大学で博士号、ブリンマー大学で文学修士号、バード大学で文学士号を取得。1987年よりサンフランシスコ近代美術館に勤務し、1999年にシニアキュレーター、2017年に名誉キュレーターに就任。近代・現代写真の展覧会を多数開催し、高く評価されている。展覧会:「露出-窃視・監視と1870年以降のカメラ(Exposed: Voyeurism, Surveillance and the Camera Since 1870)」、「Diane Arbus-リベレーションズ(Revelations)」、「Helen Levitt」、「Dorothea Lange-アメリカン・フォトグラフス(American Photographs)」、「Daido Moriyama-ストレイ・ドッグ(Stray Dog)」、「クロッシング・ザ・フロンティア-アメリカ西部風景の変容(Crossing the Frontier: Photographs of the Developing West)」、「警察写真-証拠としての写真(Police Pictures: The Photograph as Evidence)」、「Sebastião Salgado-不確かな恩寵(An Uncertain Grace: Sebastião Salgado)」。また、ニューヨーク州立大学ニューパルツ校、パーソンズ・スクール・オブ・デザイン、サンフランシスコ州立大学、サンフランシスコ・アート・インスティチュートなどの教育機関で教鞭を執っている。アメリカン・アカデミー・イン・ローマのレジデントを務めた経験があり、2000年に国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の助成金を獲得している。
美術家
1977年石川県生まれ。2003年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻家修士課程修了。2002年『dwelling』で若手作家の登竜門East International Award受賞。リヨン・ビエンナーレ(2003年、2013年)、横浜トリエンナーレ(2005年)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2009年)、シドニー・ビエンナーレ(2010年)など国際的なグループ展に多数参加。主な個展に、「Lineament」(2012年、資生堂ギャラリー)、「Whril」(2012年、神奈川県民ホールギャラリー)、国内初となった大規模な個展「Under the Box, Beyond the Bounds」(2014年、東京オペラシティアートギャラリー)などがある。 2018年にはKAAT(神奈川芸術劇場)で個展ならびに、劇場パフォーマンスのコラボレーション作品を発表する予定。 生み出される映像作品と動画インスタレーションは、創造的空間を表し、鑑賞者を魅了する。ロンドン在住。
アーティスト
1977年神戸市生まれ。成安造形大学写真クラス研究生を修了。学生の頃よりセルフポートレートの手法を使い作品を通して内面と外見の関係性をテーマに作品を展開している。デビュー作『ID400』が2000年度キヤノン写真新世紀特別賞、2004年に木村伊兵衛写真賞、NY国際写真センターThe Twentieth Annual ICP Infinity Award for Young Photographerなど受賞多数。世界中で展覧会を開催。出版物は、写真集の他に絵本などもある。
美術評論家
1962年秩父市生まれ。美術批評家。91年に出した最初の評論集『シミュレーショニズム――ハウス・ミュージックと盗用芸術』(洋泉社)は「サンプリング/カットアップ/リミックス」を核に据え、美術、写真、音楽ほか後に続く多くのアーティスト、クリエイターに大きな影響を与えた。ほかに多くの議論を呼んだ「悪い場所」を唱えた『日本・現代・美術』(新潮社、1998年)、第25回吉田秀和賞を受賞した『後美術論』、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)を受賞した『震美術論』(いずれも美術出版社)など多数。現在、多摩美術大学美術学部教授、芸術人類学研究所所員。
写真家
名古屋生まれ。1967年シカゴ美術学校写真科 学士課程修了。 卒業後、クラスメートと二人でニューヨークへ移り住む。写真のプロセスやコンセプトを軸にして、絵や彫刻と同じく重要な視覚言語として機能するような写真を半世紀にわたって試みている。現在、ニューヨークを拠点に活動中。 1969年「Vision and Expression」ジョージ・イーストマン・ハウス、1972年「Annual Exhibition of Painting 」ホイットニー美術館、1994年「Visualization at the End of the 20th Century」埼玉県立近代美術館、1997年「New Photography 13」ニューヨーク近代美術館、2011年「Morphology of Emptiness」東京国立近代美術館、2015年「来るべき世界の為に:1968 – 1979年における日本美術 写真における実験」ヒューストン美術館;グレイアートギャラリーなど。 個展:1998 年「Dark Matter and light affairs」愛知県美術館;2000年Frances Lehman Loeb Art Center;ヴァッサー大学(ニューヨーク)、2008年「Time Emit」ビジュアルアートセンター(ニュージャージー)など。
写真家
1972年滋賀県生まれ。95年日本大学芸術学部写真学科卒業。99年に「第8回写真新世紀」年間グランプリ受賞。2005年に写真集『日常らしさ/Domestic Scandals』を発表。同年、パルコミュージアムで「安村崇写真展」を開催。2006年にはマドリードでグループ展「Photo Espana」参加。2017年に写真集『1/1』を発表。