2008年、シンガポール国際写真祭を共同で立ち上げる。
2010年、シンガポールのアートコミュニティへの貢献が評価され、日本商工会議所から表彰を受ける。2013年、ゲーテ・インスティトゥート・シンガポールとシンガポール国立芸術評議会(NAC)の支援を受けて、ドイツでキュレーター関連の研究に従事する。2013年、SIPFはNACから助成金を受給し、シンガポール国内での写真分野の公共教育のさらなる発展を目指す役割を担う。
2014年、写真家に通年利用できる活動と研鑽の場を提供する目的で、アートギャラリーのDECKを共同設立。DECKはコンテナを利用したアートスペースという革新的な建築デザインが評価され、2015年にシンガポールのプレジデント・デザイン賞を受賞する。
過去13年でキュレーターや企画者としてシンガポール国内外の40以上の写真展に参加。「自他の境界:写真で見る母国シンガポール」、シンガポールのアート・サイエンス・ミュージアムで開催された「Flux: Contemporary Photography from China」、「Green and Gold: Singapore photography」、「Steidl 101 Books」、森山大道個展(2016年)、荒木経惟個展(2018年)に携わる。写真関連イベントの審査員やポートフォリオ評価員としての多数の実績がある。
1977年アメリカ・ニュージャージー州ラムジー生まれ。
2000年にニューヨーク州のパーソンズ美術大学で美術学士(専攻はグラフィックデザイン)を取得。25歳の時にホイットニー美術館で個展を開催、同館で個展を開催した最年少のアーティストとなる。作品はこれまで世界各地で展示されており、東京オペラシティアートギャラリー、アロス・オースフ美術館(デンマーク)、ベルガモ近現代美術館(イタリア)、大林美術館(韓国)、クンストハルKAdE(オランダ)、カスティーリャ・イ・レオン現代美術館(スペイン)、MoMA PS1(アメリカ)などで個展が開催されている。また、『ニューヨーク・タイムズ』、『インタビュー』、『ローリングストーン』、『ヴォーグ』をはじめ数多くの新聞や雑誌にも作品が掲載されており、活躍の場はエディトリアルの分野にまで広がっている。ニューヨーク州ニューヨーク在住。
東京生まれ。1993年よりパリにアトリエを構え世界各地で活動を続ける。
カメラの中にビー玉を入れて写真を撮影したり、事件や伝説からストーリーを組上げ、それに従って地球の裏側にまで撮影に行ったり、あらゆる手法で「写真とは何か」「写真で何ができるのか」という実験的な作品を数多く制作し、写真という枠組みに収まらないユニークなシリーズを発表。さらに自分自身で2m大の銀塩写真をプリントし、油絵の具を使ってモノクロ写真に着彩するなど、数々の独特な手仕事の技法でも知られる。
その作品はポンピドゥ・センターを始め、サンフランシスコ近代美術館、ポール・ゲッティ美術館、上海美術館、東京都写真美術館など世界各地の美術館にコレクションされている。
主な個展に国立国際美術館(2005)、国立上海美術館(2006)、東京都写真美術館(2010)、ソウル写真美術館(2010)、フランス国立ニエプス美術館(2011)、ヨーロッパ写真美術館、パリ(2015)などがある。
1962年秩父市生まれ。美術批評家。91年に出した最初の評論集『シミュレーショニズム――ハウス・ミュージックと盗用芸術』(洋泉社)は「サンプリング/カットアップ/リミックス」を核に据え、美術、写真、音楽ほか後に続く多くのアーティスト、クリエイターに大きな影響を与えた。ほかに多くの議論を呼んだ「悪い場所」を唱えた『日本・現代・美術』(新潮社、1998年)、第25回吉田秀和賞を受賞した『後美術論』、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)を受賞した『震美術論』(いずれも美術出版社)など多数。現在、多摩美術大学美術学部教授、芸術人類学研究所所員。
1995年頃より現代美術・写真、現代音楽を中心に批評活動を展開している。
1995年『不可視性としての写真:ジェイムズ・ウェリング』(1995年 Wako Works of Art)で第1回重森弘淹写真評論賞受賞。
主な著書に『写真と日々』(2006年 現代思潮新社)、『日々是写真』(2009年 現代思潮新社)『プルラモン』(2011年 現代思潮新社)『デジタル写真論』(2020年、東京大学出版会)などがある。
現在、同志社大学グローバル地域文化学部で教授を務める。
1972年滋賀県生まれ。95年日本大学芸術学部写真学科卒業。99年に「第8回写真新世紀」年間グランプリ受賞。2005年に写真集『日常らしさ/Domestic Scandals』を発表。同年、パルコミュージアムで「安村崇写真展」を開催。2006年にはマドリードでグループ展「Photo Espana」参加。2017年に写真集『1/1』を発表。
1983年、埼玉県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。 2008年「キヤノン写真新世紀」佳作(大森克己選)、2010年 「第2回写真1_WALL 展」グランプリを受賞。 2016年、Foam Paul Huf Award、第45回(2019年度)「木村伊兵衛写真賞」を受賞。これまでに『垂乳根』(Session Press、2015)や『VERTIGO』(Newfave、2014)、『MATTER/BURN OUT』(artbeat Publisher、2016)など数多くの写真集を国内外で発表している。
主な個展・グループ展に、Foam写真美術館「Site / Cloud」(2014)、「Matter」(2017)、「SHAPE OF LIGHT」(Tate Modern、2018)、「Painting the Night」(Centre Pompidou-Metz, 2018-2019)、「Photographs」(rin art association, 2021.4/4〜6/6)など。