基本の日の丸構図で、カメラを縦に持ち変えてみました。おなじヤマガラの写真でも、雰囲気が変わっておもしろいです。次はもっといろんな構図に挑戦したいと思います
どの写真もみんな同じ雰囲気に見えるのはどうして? 構図とは、被写体や背景の配置のこと。同じ場所で同じ被写体を撮影しても、構図の良し悪しで写真が大きく変わります。
レッスン3では、AFエリアを中心として野鳥の目にピントをあわせましょうと書きました。素直に実践していくと、無意識のうちに被写体を中央に配置する「日の丸構図」になります。 日の丸構図は、もっとも基本的な構図。初心者が被写体を捉える際に有効です。ここでは日の丸構図の他に、3つの基本的な構図を紹介します。
メインの被写体を中央に配置した構図。もっとも基本的で、初心者が被写体を捉える際に有効です。この構図をマスターすることが、写真上達への第一歩です。
はじめのうちは、撮影しながら構図を考えるのは一苦労です。そんな時は、日の丸構図のままカメラを縦位置にしてみるのが効果的。 また、できるだけ高画質で撮影しておいて、あとでトリミングして調整することもできます。
ファインダーをのぞいたときに、視野を格子線で分割する「グリッド」を表示できる機能をもったカメラもあります。構図の確認がしやすくなるので撮影に便利です。 また、カメラの傾きを表示する「電子水準器」の機能を持ったカメラもあります。水平・垂直の傾きがファインダーをのぞいたまま確認できるため、構図づくりに威力を発揮します。
基本の日の丸構図で、カメラを縦に持ち変えてみました。おなじヤマガラの写真でも、雰囲気が変わっておもしろいです。次はもっといろんな構図に挑戦したいと思います
横位置
縦位置
横位置は、茂みの中から覗いた雰囲気で、とても安定した構図です。縦位置にしたことで、鳥の目線の先が広がり、動きを感じられるようになりました。上部の葉の影が少しうるさいのが惜しいかな。 被写体の周囲にまで気を配れるようになると、ぐんといい写真になります。