かわいい、かっこいい、きれいな野鳥を撮ってみたい!
野鳥を撮るために必要な道具はなに?野鳥を撮るにはどうしたらいいの?
カメラ初心者さんのために、カメラの種類や野鳥撮影のポイントをまとめました。
デジタルカメラは大きくわけて2種類。「レンズ交換式カメラ」「コンパクトデジタルカメラ」です。鳥を撮るためには、レンズを交換できる「レンズ交換式カメラ」がおすすめ(レンズについては野鳥の撮りかた2を参照)。
「コンパクトデジタルカメラ」の場合でも、望遠機能のついた機種を使うと、遠くの鳥も撮ることができます。
写真を記録するメモリーカードはもちろん必須。カメラを支える三脚や一脚があると、手ブレを防ぐのに役立ちます。夏は日焼け止めや虫よけ、帽子があると安心。冬は防寒具を忘れずに。雨の日にはレインコートや折りたたみの長靴が強い味方です。季節と場所に合わせて準備していきましょう。最近はおしゃれでカラフルなアウトドア用品もたくさんあります。
野鳥は人が近づくと逃げてしまいます。はじめのうちは動物園で飼育されている鳥や、公園で人を怖がらず、逃げにくい鳥を狙います(カモ、キジバト、ハクセキレイなど)。撮影に慣れてきたら、野鳥ガイドブックなどを参考に、野鳥撮影スポットへ行ってみましょう。じっと耳を澄まして観察していると、たくさんの鳥がいることがわかるはずです。季節に応じて様々な種類の鳥がいますが、特に鳥が多く見られるのは春と秋です。
野鳥は常に動き回るので、はじめはフレームに収めるのも一苦労。
鳥の様子をよーく観察し、次の動きを予測しましょう。餌を食べている時や水浴びをしている時が狙い目です。
「野鳥の撮りかた」では、初心者から上級者まで、野鳥写真を撮るためのノウハウを紹介しています。
レンズ交換式カメラ | コンパクトデジタルカメラ | |||
---|---|---|---|---|
フルサイズ | APS-Cサイズ | |||
携帯性 | ○ | ◎ | ||
レンズ交換 | ◎ | × | ||
こだわりの設定 | ◎ | ○ | ||
用途 | こだわりの美しい写真を撮ることができます。 | 気軽に持ち歩きできます。お散歩やバードウォッチングがメインの時におすすめ。 | ||
キヤノン製品 | ミラーレスカメラ |
EOS Rシリーズ 対応レンズ RFレンズ EFレンズ(アダプター使用) EF-Sレンズ(アダプター使用)※ |
EOS Mシリーズ 対応レンズ EF-Mレンズ EFレンズ(アダプター使用) EF-Sレンズ(アダプター使用) |
PowerShot G シリーズ PowerShot ZOOM(望遠鏡型カメラ) PowerShot SX シリーズ IXYシリーズ iNSPiC REC |
一眼レフカメラ |
EOS 1D シリーズ EOS 5D シリーズ EOS 6D シリーズ など 対応レンズ EFレンズ |
EOS 90D EOS 9000D EOS Kiss シリーズ など 対応レンズ EFレンズ EF-Sレンズ |
※ APS-Cサイズに自動クロップ(トリミング)されます。
一眼レフカメラとミラーレスカメラとのセンサーには、「フルサイズ」や「APS-Cサイズ」などの大きさがあります。「フルサイズ」の方が広い画角の写真が撮れますが、「APS-Cサイズ」では狭い範囲を拡大して記録するので、望遠レンズのような効果を得ることができます(約1.6倍の焦点距離イメージ)。
そのため、鳥の撮影の際には好んで使用されます。フルサイズのカメラを使う場合は、より望遠のレンズを使うと良いでしょう。