2022-
2022
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EOS R3iFデザインアワード:プロダクト分野アジアデザイン賞:大賞
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EOS R7グッドデザイン賞
審査委員評価:
UIとしての三次曲面の合理性、美しさを高めつつも、連続する稜線によって全体をシンプルに包み、アイコンとしての強さを表現するデザイナーの造形センスに光るものを感じる。RFマウント初のAPS-Cセンサーモデルが実現する小型ボディは、ホールド感、操作性を最大限キープしつつも、凝縮感のある魅力的なパッケージングとなっている。融合されたサブ電子ダイヤルとマルチコントローラーは、操作性の向上と共にこのカメラの背面に機能的な華を添えている。 -
PowerShot PICKiFデザインアワード:プロダクト分野
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XF605グッドデザイン賞
審査委員評価:
同社が長年培ってきたビデオカメラとしての高い完成度を更に進化させ、その上で前機種からの大幅な小型化、軽量化を実現している。小型軽量化は単なるスペック競争の為のものではなく、ワンオペや少人数での撮影を余儀なくされる事も多い近年の番組制作、映像記録業務等の撮影現場において、性別や体格差に左右されない撮影者選択への可能性を大きく広げる要因として高く評価したい。 -
EOS C70iFデザインアワード:プロダクト分野
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RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMiFデザインアワード:プロダクト分野
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RF100mm F2.8 L MACRO IS USMグッドデザイン賞
審査委員評価:
ローレットの感触、バランス、印刷文字等、プロダクトとして、非常に緻密で精度の高さを感じるレンズである。世界最高水準の手振れ補正、最大撮影倍率1.4倍のマクロレンズというスペックもさることながら、ボケ具合をコントロールするSAコントロールリングが非常にユニークであり、驚きと共に評価された。ボケ具合はそのレンズの個性のようなものだとの常識を覆し、1本で多彩なボケ表現を可能としたことは、レンズの新しい可能性をまた見せてくれた。 -
RF1200mm F8 L IS USMグッドデザイン賞
審査委員評価:
重い、長い、高い、というこれまでの常識を刷新する、ミラーレス用1200mmという超望遠レンズである。既存望遠レンズの光学設計を踏襲する事により、1200mmレンズとしては従来機比1/5で3.4キロ弱となる超軽量化と共に、長さ約30cmの小型化も実現。撮影領域を大幅に拡大するだけでなく、低価格化によってユーザー層の拡大をも果たしている点も高く評価される。
2023
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EOS R7iFデザインアワード:プロダクト分野
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EOS R50グッドデザイン賞
審査委員評価:
Kissの文字は消えたが、「かんたん・きれい・コンパクト」のコンセプトはしっかり継承されている。優しくカジュアルなイメージながらも、構えた時のしっかり感や大口径RFマウントのレンズカメラ然としたボディは、良い写真や動画が撮れそうな安心感を醸している。ファインダーを覗いて撮影して楽しむカメラ本来の魅力をスマホネイティブ世代にも体験して欲しいと思わせる仕上がりとなっている。 -
PowerShot V10グッドデザイン賞
審査委員評価:
縦型のこのデザインが示しているのは、街中で目立つことなく利き手を問わず安定した撮影を可能としていることである。映像のみならず、上部の大口径マイクには高音質を示唆するディテールを持ち、内蔵スタンドやLCDのフォールディング機構には堅牢で安心感がある。フレンドリーでわかりやすいユーザーインターフェースにより、Vlogなどライブ配信を容易にするための配慮も評価できる。コンデジという言葉が聞かれなくなって久しいが、この製品が今後Vlog camera分野のスタンダードになるのであろうかと予感させる。 -
XF605iFデザインアワード:プロダクト分野
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RF100-300mm F2.8 L IS USMグッドデザイン賞
審査委員評価:
伝統の白のレザートーン塗装のキヤノンレンズ、サンニッパ。焦点距離が100mmスタートに改良され機動力とフレーミングの自由度がアップ、さらに軽量化とスペックは大きく進化している。今更語るべくも無いが、白黒部分のレシオ、段差の大きい部分の稜線R、鏡筒⼿前に置かれたファンクションボタンの位置や形状など、どれも「絶妙」と呟いてしまう。優れた点を列記すれば、枚挙に遑がない。性能、信頼性、デザインとも同社の哲学が貫かれているのは明らかである。 -
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMiFデザインアワード:プロダクト分野
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RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEiFデザインアワード:プロダクト分野アジアデザイン賞:銅賞
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FLEX ZOOM LENS シリーズグッドデザイン賞
審査委員評価:
精度感のあるマットブラックの鏡筒に、冴えた赤のリングが象徴的な2種類のシネマ用ズームレンズ。評価すべきは昨今の撮影スタイルの多様化に伴う撮影現場や機材のレンタル事情の解決を果たしたこと。広角と望遠2機種のギア径と位置を統一、さらに複数の異なるセンサーやレンズマウントに対応するなど、ハードウェアとしてのデザイン、プロダクトとしての進化もさることながら、業界におけるシステムとして果たした役割は大きい。設計思想及び機能とブランドアイデンティティに即した美しいデザインは無論、取り組みとしても敬意を表したい。