事務系 調達
周辺機器事業本部
田中 陽子タナカ ヨウコ
障がい内容/下肢
キヤノンとの出会いは、新聞の求人広告に掲載されていた、就職フォーラムに参加したことがきっかけです。数社チェックをして、話をうかがった中で人事担当者の方が話やすく、コミュニケーションがとりやすかったのが大きな理由です。そして、障がい者採用の実績も多く、受入体制が整っており、キャリアアップへの仕組みがしっかりしているということが最大の決め手でした。 入社前のキヤノンに対するイメージは、グローバル企業で、知名度もあり、仕事は厳しいだろうと思っていました。しかし入社してみると、たいへんはたいへんですが、厳しいのはどこの会社も同じで、ただ自分に課せられた仕事を一歩一歩進めていけば報われる会社だと感じています。
また、障がい者と健常者をことさら意識させられる雰囲気はなく「ユニバーサル社会」で普通と言うか自然体にサポートしてくださるので業務や生活面でも支障は感じていません。同僚のみなさんには感謝しています。
私の業務は、キヤノン本体と一部のグループ会社で使用される事務用品を集中して調達するバイヤーです。バイヤーの業務は前職では経験がなく、入社当時は業務の流れを把握するだけでも苦労しました。入社4年目からはオフィス什器(机・イス・キャビネットなど)のバイヤー業務も加わりました。オフィス什器の調達は、他部門や外部の業者さんとの調整業務が多くあり、事務用品のバイヤーより難易度が高い分、発注した物品が納品されて居室スペースができあがった様子を見ると、「達成感」をものすごく感じられますし、職場のひとたちから喜びの声が聞けるのはとてもうれしい瞬間です。 まだまだ覚えることはたくさんあります。新しいこともチャレンジしてこれからも自己研鑽につとめバイヤーの腕を磨いていきたいと考えています。
私は下肢に障がいがあるため、移動のときは杖を使用していますが、人事部門がきちんと障がいを持つ社員の障がい内容を把握しており、社内のイベントが開催されるときなど、特段の配慮が必要か否か、予め上司に問い合わせてくれるなど、細やかにサポートしてくださっていると常々感じています。また、社内の昇格試験に合格すればキャリアアップができる公平公正な制度があることは、他社の障がい者雇用との大きな違いを感じました。働く側として「やりがい」を感じます。
※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。