キヤノンのレンズ交換式カメラEOSシリーズのフィルムカメラとデジタルカメラを合わせた累計生産台数が、2015年11月10日に8,000万台を達成しました。なお、8,000万台を達成した機種は、世界最高画素数※1を誇る「EOS 5Ds R」でした。
8,000万台目の生産を
達成した「EOS 5Ds R」
累計生産台数8,000万台達成
記念シンボルマーク
EOSシリーズは、1987年に福島工場(当時)で「EOS 650」の生産を開始して以来、28年間にわたり大分キヤノンや台湾キヤノンなどで生産されてきました。2000年代前半からはデジタル一眼レフカメラの普及に伴い、順調に生産を伸ばし、2015年11月10日に8,000万台を達成しました。
EOSとは、「Electro Optical System」の略称で、ギリシャ神話に登場する「曙の女神」の名でもあります。世界初の電子マウント方式を採用し、レンズとボディー間だけでなくシステム全体の完全電子制御化を実現した新世代のAF一眼レフカメラ「EOS 650」として1987年3月に誕生しました。
キヤノンは、この「EOSシリーズ」のキーパーツを全て内製化しており、機種ごとに搭載するセンサーを最適化することにより、製品ラインアップ全体をより強固なものとしています。小型・軽量を実現してユーザー層の裾野を広げた「EOS Kiss」シリーズをはじめ、今年で誕生10周年を迎える「EOS 5D」シリーズなど、キーパーツ内製化の強みを生かし、時代を切り拓く革新的な商品を市場に提供してきました。
こうした強みなどから、キヤノンは、2003年から2014年の12年間にわたりレンズ交換式デジタルカメラ世界シェアNo.1※2を達成し続けています。さらに、EOSシリーズ用の交換レンズである「EFレンズ」も、これらのユーザーからの高い支持を受け、2015年7月には世界累計生産本数1億1,000万本を達成し、世界最多記録※2を更新しています。
キヤノンは、今後も光学技術を核に多様なイメージング技術に磨きをかけ、魅力的で信頼性の高いカメラやレンズづくりに挑戦し続けることで、初心者からハイアマチュア、プロに至るまで幅広いユーザーに魅力的な製品を提供し続けることにより、写真・映像文化の発展に貢献していきます。