キヤノンの環境負荷削減に向けたカートリッジ回収リサイクルサービスに関する取り組みが、平成29年度第14回LCA※1日本フォーラム表彰において、「LCA日本フォーラム会長賞」を受賞し、3月2日(金)に表彰式が行われました。
表彰式の様子
LCA日本フォーラム表彰は、LCA日本フォーラムが2004年に創設し、今回で14回目を迎える表彰制度で、「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」ことを目的としています。
今回、キヤノンが受賞した活動は、「カートリッジ回収リサイクルサービスのLCAを用いたマネジメント」です。1990年から継続して行っているカートリッジ回収リサイクルに関する環境負荷削減効果がLCAを用いて定量的に示されていること、高度な資源循環を実現するキヤノングループの環境活動の発信拠点「キヤノンエコテクノパーク※2」の建設やリサイクル工程などにLCA の手法を用いることでCO2排出量改善の効果が上がっていることが優良事例として評価されました。
キヤノンでは、低炭素社会、循環型社会の実現に向け、製品開発プロセスのみならず、製品の廃棄・回収やリサイクルを含めてLCAを導入し、環境配慮型製品の開発を推進してきました。具体的には、LCAを用い、個別の製品からキヤノングループ全体に至るまでの環境負荷削減目標を管理し、確実に目標を達成する仕組みを構築してきました。また、製品のライフサイクルCO2排出量をカーボンフットプリント※3として公開するなど、さまざまな仕組みを構築することにより、環境配慮型製品を継続的に市場に投入できる体制を確立しています。
キヤノンは今後も、環境ビジョン「Action for Green」のもと、技術革新と経営効率の向上により、豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指し、「つくる」「つかう」「いかす」という製品ライフサイクル全体で、環境負荷の削減に取り組んでいきます。