キヤノンの歴史 1996 - 2005
グローバル優良企業グループ構想-I
1996
- 「グローバル優良企業グループ構想」
スタート
- 富士裾野リサーチパークを開設
- トナーカートリッジの再生拠点、インダストリアルリソーステクノロジーズ社を米国に設立
- キヤノンラテンアメリカ、マイアミに移転
- キヤノンバージニア、再生複写機出荷5,000台を達成
1996
- APS(新写真システム)対応の2倍ズームコンパクトカメラ「IXY」発売
IXY
- エキシマレーザー採用のステッパー「FPA-3000EX3」発売
1997
- 環境に配慮した部品部材を優先購入するための「グリーン調達基準書」作成、配布を開始
- キヤノン(中国)有限公司を設立
- ソリューション・ビジネスとインフォメーション・テクノロジーの拠点として、小杉事業所新棟開設
- 複写機の生産拠点として、中国に天津キヤノンを設立
- カメラ生産1億台を達成
1997
- 「MV1」発売、デジタルビデオカメラ事業に本格参入
1998
- 経営革新委員会発足
- 生産革新が全社的にスタート
- 国内で複写機の再製造事業を開始、複写機再製造の日米欧3極体制を確立
- キヤノンソフトウェアデベロップメントセンターをニューデリーに開設
- キヤノンアイテック(当時、東京電子設計)に資本参加
- 北京大学と合弁でソフトウエア開発を目的とした新会社、佳能信息技術(現 Canon Information Technology(Beijing) Co., Ltd.)を設立
- キヤノンミドルイースト(アラブ首長国連邦)を設立
1998
- HDTVに対応した放送用レンズ「DIGISUPER 25 xs」を開発
- 45点エリアAFを搭載したプロ・ハイアマ向けの高級AF一眼レフカメラ「EOS-3」発売
- 大画面平面センサーを搭載したX線画像デジタル撮影装置「CXDI-11」発売
1999
- 半導体関連デバイスの研究開発体制強化を目的とした綾瀬事業所が完成
- 大分キヤノンマテリアルを設立
1999
- キヤノンの光学技術が世界最大級の天体望遠鏡「すばる」に貢献
- 新開発プリントヘッド技術、New「MicroFineDroplet Technology」搭載の「BJ F850」発売
- ヘッドマウントディスプレイ「GT270」発売
2000
- ニューヨーク証券取引所に上場(2023年3月上場廃止)
- グローバル技術・製品展「Canon EXPO 2000」をニューヨーク、パリ、東京にて開催
- 日本VE協会よりマイルズ賞・企業本賞受賞
- 宇都宮市に光学技術研究所が完成
2000
- 国際的な省エネ技術賞である「IEA-DSM 未来複写機プロジェクト優秀技術賞」受賞
- コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL」発売
IXY DIGITAL
- ドキュメント集配信機能を搭載した新世代ネットワーク複合機「iRシリーズ」発売
- CMOSセンサーを搭載した一眼レフデジタルカメラ「EOS D30」発売
2001
- 「グローバル優良企業グループ構想」
フェーズIIスタート
- 経営戦略委員会発足
- ヨーロッパ本社・キヤノンヨーロッパLtd.をイギリスに設立。キヤノンヨーロッパN.V.(オランダ)との2社共同による運営を開始
- インクジェットプリンターの生産拠点として、キヤノンベトナムを設立
- 中国・蘇州にグループ3社が複写機生産工場を設立
- 中国で3番目のLBP生産拠点、キヤノン(中山)事務機有限公司を設立
2001
- DOレンズ(積層型回折光学素子)開発
- パソコンを介さずにインクジェットプリンターへの直接プリントが可能な「カメラダイレクト」を提唱
- 環境配慮技術を盛り込んだ「imageRUNNER iR3300」発売
imageRUNNER iR3300
2002
- 御手洗冨士夫、日本政府より「企業改革経営者表彰」の第1回受賞者に選ばれる
- 下丸子に新本社棟完成
- 上野キヤノンマテリアルを設立
2002
- 35mmフルサイズ、約1,110万画素CMOSセンサーを搭載したプロ用最高級デジタルAF一眼レフカメラ「EOS-1Ds」発売
- 新開発4連垂直インラインエンジン搭載「LBP-2810/2710」発売
- 新開発カラーiRコントローラー搭載のカラーネットワーク複合機「iR C3200/C3200N」発売
2003
- キヤノンアプテックスとコピアが合併、キヤノンファインテックとしてスタート
- インクジェットプリンター事業における高付加価値型量産拠点として、福島キヤノンを設立
- キヤノン中国、15の国内支店開設
- キヤノン技術情報サービスを設立
- 環境配慮型の製品輸送モーダルシフトを開始
2003
- 世界最高倍率の100倍ズームTVレンズ「DIGISUPER 100 xs」発売
DIGISUPER 100 xs
- 超小型ノートブックタイプのインクジェットプリンター「PIXUS 50i」発売
- 全色顔料インク採用の大判インクジェットプリンター「W8200」発売
- 解像度80nmのArFスキャニングステッパー「FPA-6000AS4」出荷開始
- 普及型デジタルAF一眼レフカメラ、高画質・小型軽量・簡単操作の「EOS Kiss Digital」発売
EOS Kiss Digital
- 映像エンジンDIGIC搭載の「IXY DIGITAL 400」発売
- RoHS指令を先取りしたカラーネットワーク複合機「Color imageRUNNER iR C6800」発売
2004
- キヤノン株式会社の1単元の株式数を1,000株から100株に変更
- 初の個人投資家説明会を開催
- インクジェットプリンターの開発部門を集結した矢向事業所を開設
- キヤノン精機と弘前精機が合併、キヤノンプレシジョンが発足
- キヤノン・エヌ・ティー・シーをキヤノンエコロジーインダストリーとキヤノンセミコンダクターエクィップメントに会社分割
- キヤノンロシアを設立
- イガリモールド(現キヤノンモールド)を完全子会社化
- インクジェットプリンター出荷1億台を突破
2004
- 写真もビデオも高画質のDIGIC DV搭載のデジタルビデオカメラ「IXY DV M3」発売
- 「ChromaLife100」搭載、デザインを一新したインクジェットプリンター「PIXUS iP8600」発売
PIXMA iP8500
- 新開発光学エンジン「AISYS」搭載の液晶プロジェクター「パワープロジェクターSX50」発売
2005
- 新製品や将来技術を展示した「Canon EXPO 2005」をニューヨーク、パリ、東京にて開催
- 「コンプライアンス・カード」をキヤノングループ社員11万人に配布
- 下丸子本社に先端技術研究棟を開設
- 東京工業大学と産学連携協定を締結
- 米国・マイクロソフト社と映像処理技術分野においての提携に合意
- キヤノングループ、“ISO14001”のグループ統合認証を取得
- アネルバ(現キヤノンアネルバ)およびNECマシナリー(現キヤノンマシナリー)を連結子会社化
- 「キヤノンマシナリー」にNECマシナリーが社名変更
2005
- 「リアルタイムX線撮影装置用大画面センサーの発明」で恩賜発明賞受賞
- HDV規格対応のHDビデオカメラ「XL H1」発売