マテリアリティとSDGs
3つのマテリアリティ
キヤノンでは、次の3つのステップを経て、マテリアリティを選定しました。
〈STEP1〉
自社のこれまでの取り組みや中長期経営計画に沿ったさまざまな事業活動を、サステナビリティ報告に関する国際ガイドライン「GRIスタンダード」などCSR関連の各種指標や社会からの企業への要請に照らし、マテリアリティ候補として約70項目選出。
〈STEP2〉
一般消費者、NPO・市民団体、投資家・アナリスト、サプライヤー、大学・研究機関、官公庁・自治体といったステークホルダーへのアンケート調査を実施し、キヤノンの貢献を期待する項目について確認。
〈STEP3〉
アンケートの結果、「新たな価値創造、社会課題の解決」ならびに「地球環境の保護・保全」に寄与する取り組みという2つのテーマに関連する項目が多数上位に位置したことから、これら2つのテーマをマテリアリティとしました。さらに、上記のマテリアリティに取り組む上で支えとなるテーマについては、「人と社会への配慮」というカテゴリに集約し、3つ目のマテリアリティとしました。この3つのテーマは、CSR関連部門にて検証の後、経営層の承認を得て最終的な決定を行いました。
なお、「地球環境の保護・保全」に関しては、上述のアンケート結果をもとに、GRIスタンダードで定める「項目」レベルでのマテリアリティについても特定しています。


3つのマテリアリティとステークホルダーアンケートの結果
- ※ 期待度:「貢献を期待する項目」として選定したステークホルダーののべ数で決定
SDGsとの関わり
キヤノンはさまざまな事業活動を通じてSDGsの達成に貢献しています。アンケートをもとに把握した各SDGsに対するステークホルダーの期待と、特定した3つのマテリアリティを踏まえたキヤノンの活動との関連度合いを整理しました。
貧困をなくそう
飢餓をゼロに
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
すべての人に
健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
- 病気の早期発見や感染拡大の予防のための体外診断システムの提供
- ディープラーニングを活用した画像再構成技術により、放射線被ばく低減と高精細画像の両立を実現

コンゴ民主共和国において行われたエボラウイルスの検出テスト
質の高い教育を
みんなに
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
ジェンダー平等を
実現しよう
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
安全な水と
トイレを世界中に
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
エネルギーをみんなに
そしてクリーンに
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
働きがいも
経済成長も
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
産業と技術革新の
基盤をつくろう
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
- IoT時代に欠かせない電子部品の頭脳ともいえる半導体製造装置の性能向上とコスト低減
- 生産現場の自動化と生産性の向上に寄与するシステムソリューションの開発

メモリーメーカーで量産化に向け検証中のナノインプリント半導体製造装置
人や国の不平等
をなくそう
住み続けられる
まちづくりを
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
つくる責任
つかう責任
- 資源消費の抑制と「製品to製品」の資源循環を推進
- 製品や生産工程で使用する化学物質を徹底管理

高度な資源循環を実現しているキヤノンエコテクノパーク
気候変動に
具体的な対策を
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
- 製品ライフサイクル全体でCO2排出削減を推進
- カーボン・オフセットなど、お客さまの環境負荷削減を支援

製品やITソリューションを通じ、CO2排出を削減
海の豊かさを守ろう
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
陸の豊かさも守ろう
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
平和と公正を
すべての人に
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
パートナーシップで
目標を達成しよう
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
ゴール17はすべての活動と関連するため、上記マトリクスからは除外しています。
具体的な活動事例
社内理解の促進
社員のSDGsへの理解促進を目的に、さまざまな活動を行っています。
- SDGsワークショップ(キヤノン(株)/日本)
- SDGsをテーマとした社内フォトコンテスト(キヤノンヨーロッパ/イギリス)
- 環境イベント(Earth Dayなど)を通じた社員へのSDGs教育(キヤノンUSA/アメリカ)など
キヤノン(株)におけるSDGsワークショップ