キヤノンは2004年1月1日付で、グループ会社3社を合併および会社分割により再編します。
これにより各社は、事業運営の効率化と専業化、および自主事業への取り組みを強化し、キヤノングループの優良企業化を目指します。
キヤノン株式会社の完全子会社であるキヤノン精機株式会社(社長:吉川 實、本社所在地:東京都目黒区、以下キヤノン精機とする)と、キヤノン精機の完全子会社である弘前精機株式会社(社長:吉川 實、本社所在地:青森県弘前市、以下弘前精機とする)は、2004年1月1日をもって合併します。キヤノン精機を存続会社とし弘前精機を吸収合併します。
また、合併後の社名をキヤノンプレシジョン株式会社に変更し、本社を青森県弘前市に移転します。
キヤノン精機は、1952年設立、直流マイクロモーターおよび超音波モーターの開発・販売等を行っており、従業員数80名、連結売上高は約615億円です。
弘前精機は、1973年設立、キヤノン精機で開発されたモーター類に加え、トナーカートリッジやセンサー用クリアモールドパッケージを生産するキヤノン精機の国内生産会社です。従業員数940名、売上高は約360億円です。
会 社 名 | キヤノンプレシジョン株式会社 (英文名:CANON PRECISION INC.) |
会社合併日 | 2004年1月1日 |
事業内容 | モーターの開発・生産・販売およびトナーカートリッジ、センサーの生産 |
本社所在地 | 青森県弘前市大字清野袋五丁目4番地1 |
代表取締役社長 | 吉川 實 |
資 本 金 | 3億円 |
株主構成 | キヤノン株式会社100% |
従業員数 | 1,020名 |
キヤノン株式会社の完全子会社であるキヤノン・エヌ・ティー・シー株式会社(社長:森 謙二、本社所在地:茨城県岩井市、以下キヤノンNTCとする)は、2004年1月1日をもって、人的分割により新たに設立する会社に環境事業を承継させます。
また分割後のキヤノンNTCは半導体製造装置関連事業に一層注力し、これに合わせて社名を変更します。
これにより、キヤノンNTCは環境事業会社と半導体製造装置関連事業会社に分かれることになります。
キヤノンNTCは、精密部品およびユニットを扱う半導体製造装置関連事業、事務機の修理・再生や使用済みトナーカートリッジのリサイクルを行なう環境事業、特殊な素材に印字するマテリアルプリンター事業を主に手がけており、従業員数580名(2003年6月末)、売上高は約345億円(2002年12月期)です。
会 社 名 | キヤノンエコロジーインダストリー株式会社 (英文名:CANON ECOLOGY INDUSTRY INC.) |
会社分割日 | 2004年1月1日 |
事業内容 | 事務機および消耗品等キヤノン製品の修理、リサイクル |
本社所在地 | 茨城県岩井市大字馬立1234番地 |
代表取締役社長 | 森 謙二 |
資 本 金 | 1,000万円 |
株主構成 | キヤノン株式会社100% |
従業員数 | 160名 |
会 社 名 | キヤノンセミコンダクターエクィップメント株式会社 (英文名:CANON SEMICONDUCTOR EQUIPMENT INC.) |
社名変更日 | 2004年1月1日 |
事業内容 | 半導体製造装置関連製品の開発、生産等 |
本社所在地 | 茨城県岩井市大字馬立1234番地 |
代表取締役社長 | 森 謙二 |
資 本 金 | 7,000万円 |
株主構成 | キヤノン株式会社100% |
従業員数 | 420名 |