このほど、キヤノンのプロ用最高級デジタル一眼レフカメラ“EOS-1Ds”が「EISAヨーロピアン・プロフェッショナル・デジタルカメラ・オブ・ザ・イヤー2003-2004」を、また高機能とハイコストパフォーマンスの両立を実現したデジタル一眼レフカメラ“EOS 10D”が「EISAヨーロピアン・デジタルカメラ・オブ・ザ・イヤー2003-2004」をそれぞれ受賞しました。さらに、A3ノビサイズまでの超写真画質の出力が可能なバブルジェットプリンタ“Bubble Jet Printer i9100”(国内名称:PIXUS 9100i)が「EISAヨーロピアン・フォト・プリンター・オブ・ザ・イヤー2003-2004」を受賞しました。
EISA(European Imaging and Sound Association)は、欧州のオーディオ、ビデオ、フォト専門雑誌約50誌が加入している業界団体です。今回キヤノンの3製品が受賞したのは、同団体に加盟するフォト専門誌15誌の編集長やテクニカルエディターが審査員となり、年に一度投票により決定される「ヨーロピアン・フォト・アワード」の部門賞の一つで、過去1年間に欧州各国で発売された各製品群の中から、その年を代表する製品に対して贈られる名誉ある賞です。
受賞理由として、“EOS-1Ds”は、自社開発の35mmフルサイズ・1110万画素のCMOSセンサーを搭載し、中判カメラと同等の高画質や、ネガフィルムに匹敵する幅広いダイナミックレンジ*1を実現したほか、プロ向けのデジタル一眼レフカメラとして最高の基本性能を凝集させたことなどが挙げられます。
これにより、“EOS-1Ds”は、日本国内の主要な写真・カメラ雑誌およびメカニズムライター、写真家によって選ばれる「カメラグランプリ2003」と、欧州において今回の賞と並び権威のある「TIPAベスト・ヨーロピアン・フォト・アンド・イメージング・アワード 2003-2004*2」の「ベストデジタル一眼レフカメラ」の受賞と合わせ、その優秀さが世界で高く認められたといえます。
また、“EOS 10D”は、自社開発の約630万画素CMOSセンサーを搭載し、高精細・高画質・自然な色あいを実現するとともに、 ISO100からISO1600相当まで(ISO3200相当の感度拡張可能)のISO感度設定により、様々な撮影条件に柔軟に対応することが可能です。さらに、スーパーインポーズ表示を備えた広視野・高速7点AFなど、撮影機能の充実を図った点も高く評価されました。
一方、“Bubble Jet Printer i9100”は、超高密度・多ノズルヘッドにより、 A3サイズのフォト画質が約2分で得られる高速・高画質出力の両立が高く評価され、今回の受賞につながりました。このモデルは、最新の画像処理技術を搭載することで、フォトプリンターの名にふさわしい極めて高品位な写真画質を可能にしたほか、 A3ノビサイズまでの完全フチなし印刷の実現により、迫力のある大判フチなしプリントを手軽に楽しむことができます。また、インターフェースにはUSBのほかに高速転送を可能にするIEEE1394を標準搭載しています。さらに、全6色独立インクタンクシステムの採用や省資源化・省エネルギー設計など、ランニングコストや環境負荷の低減にも努めています。
なお、表彰式は8月28日にドイツのベルリン市において開催されます。
EOS-1Ds
EOS 10D
Bubble Jet Printer i9100
(国内名称: PIXUS 9100i)