ニュースリリース

2003年8月28日
キヤノン株式会社

個人情報の取扱いに関する認証「プライバシーマーク」を取得

キヤノンはこのたび、個人情報の適切な取扱いを実施している事業者であることを認定する「プライバシーマーク」を取得しました。

「プライバシーマーク」は、個人情報の取扱いが、個人情報取扱いに関するコンプライアンスプログラムであるJIS Q15001に合致している事業者に付与される認定であり、2003年5月に成立、公布された個人情報保護法の運用を補完する制度として運用されています。実際の審査、認定などの業務は、付与機関である財団法人 日本情報処理開発協会(JIPDEC)により行なわれています。

今回取得した「プライバシーマーク」の適用範囲は、キヤノン株式会社の全社全組織に及びます。現在「プライバシーマーク」を取得しているのは、情報サービス業や調査業など、個人情報の取扱いを事業としている団体が主であり、また、多くは特定の事業部門に限っての取得となっています。製造業が「プライバシーマーク」を全事業部門にわたって取得するのは、きわめて先進的であるといえます。

キヤノンは、グローバル優良企業の社会的責務として個人情報保護を重要課題と位置付け、2001年5月には社内に「個人情報保護プロジェクト」を立ち上げ、翌2002年4月には「個人情報保護方針・規程」などを策定、同年7月には社内に「個人情報保護規程運用マニュアル」を配布するなど、積極的に取り組んできました。また、個人情報取扱いに関する社内教育の実施や、監査体制の確立など、実効性をより高める取り組みを進めてきました。

今回の「プライバシーマーク」の取得は、このようなキヤノンの個人情報保護に関する取り組みが、公的機関により評価されたものであると同時に、今後施行される個人情報保護法に対応できる体制が整備されたことを裏付けるものであるといえます。

キヤノンは、今後もコンプライアンス活動の一環として、個人情報保護体制のさらなる強化に向け、グループ全体で個人情報保護の取り組みを積極的に推進します。