- *1「ミラノサローネ」とは、今年で47回目を迎える世界最大のデザインの祭典です。1961年より毎年4月にミラノ見本市本会場(「フィエラ」)にて開催されている家具・インテリアの見本市がその始まりです。近年では、デザイナーなどがミラノ市街各地で独自のデザイン性を競う約1,000のイベント(「フゥオリ・サローネ」)」が期間中に同時に行われており、これらすべてを総称して「ミラノサローネ」と呼びます。
キヤノンは、4月16日から21日まで、イタリア・ミラノで行われる世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」に初めて参加し、新しい感性の世界を意味する『NEOREAL』をテーマに、日本人クリエイターとキヤノンの最新大判プリント技術を融合して構成した、デザイン展を開催します。
「ミラノサローネ」は、先進的なデザイナーや企業が、世界中から集まるクリエイター、メディアなどに向けて、最新のブランド力、デザイン力をアピールする場として1961年から毎年開催されており、今年は昨年の27万人を上回る来場者と、イタリア国内外から4,000を越える企業および団体の参加が見込まれています。
キヤノンは、このデザイン展で、キヤノンの大判プリント技術の忠実な再現力と、注目されている日本人クリエイターの斬新な発想で創りあげた空間を来場者に体感してもらうことにより、時代や空間、現実といった既成概念を越えた、新しい感性の世界である『NEOREAL』を提案します。それにより、キヤノンの大判プリンターの技術力と表現力を世界中の多くの人々に認知してもらうとともに、日本の伝統文化や新進芸術を通して、文化支援活動に貢献することを目指しています。
会場では「綴」「活」「技」の3部構成による体感型展示を試みます。
「綴」の部では、日本の伝統的な文化財である屏風や襖絵などを大判プリンターで忠実に再現し、後世に伝える文化財未来継承プロジェクト『綴プロジェクト』で制作された3作品を、海外で初めて公開します。
「活」の部では、デザイナーの廣川 玉枝氏と、建築家の石上 純也氏が、最新の大判プリンターを用いて斬新な空間を創り出します。そして「技」の部では、キヤノンの高精度カラーマネジメント技術「Kyuanos」*2を、実際のデモンストレーションをまじえて紹介します。このほか会場内には、キヤノンの高画質プリント技術を身近に体感できる、大判プリントコーナーも設置します。
【 キヤノン デザイン展詳細 】 (敬称略)
| テーマ |
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『NEOREAL -キヤノンが創り出す新しい感性の世界-』 |
| 開催期間 |
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2008年4月16日(水)~21日(月)10:30~22:30 |
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〈プレスレビュー〉 |
4月15日(火)12:00~17:00 |
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〈オープニングレセプション〉 |
4月16日(水)19:30~22:30 |
| 会 場 |
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ミラノトリエンナーレ財団美術館 2階展示場 CUBO-B
Fondatione La Triennale di Milano
住所:Viale Alemagna 6, Milano |
| 展示スペース |
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385.6㎡ |
| 参加クリエイター |
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廣川 玉枝(デザイナー)、石上 純也(建築家) |
| 会場設計 |
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森 ひかる(デザイナー) |
| 展示内容 |
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1.「綴」の部 |
・・・『綴プロジェクト』の3作品 |
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「八橋図屏風」(尾形光琳筆・メトロポリタン美術館所蔵) |
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「老梅図襖」(狩野山雪筆・メトロポリタン美術館所蔵) |
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「松林図屏風」(長谷川等伯筆・東京国立博物館所蔵・国宝) |
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2.「活」の部 |
・・・ 廣川 玉枝、石上 純也による作品展示 |
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3.「技」の部 |
・・・「Kyuanos」デモンストレーション ほか |
(ご参考 ミラノサローネ概要)
| 開催地 |
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ミラノ見本市会場ならびに、市内各地 |
| 出展社数 |
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イタリア国内 1,097社 イタリア国外 208社(2007年実績) |