キヤノンは、その主旨に賛同し、参加を表明している厚生労働省主催の「仕事と生活の調和推進プロジェクト」に関して、2008年度における具体的な重点実施事項を以下の通りに策定いたしました。
ワーク・ライフ・バランスを推進する第一歩として、仕事にメリハリをつけ、残業に頼らないワークスタイルの確立に向け、全社的な取り組みを進めていきます。
育児休業から仕事にスムーズに復帰してもらうため、休業中の社員にさまざまな会社情報や研修メニューを提供するプログラム「ひまわりCLUB」(2005年開始)のホームページをさらに充実させ、職場復帰を側面から強くサポートしていきます。
また、2009年には、地域貢献の一環として、大田区下丸子の本社隣接地に地域開放型の保育所を開設し、地域の方々まで含めたワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいきます。
キヤノンでは、行動指針の一つである「健康第一主義」に基づき、勤務時間中は効率的に働き、仕事を終えたらすぐに帰宅することを奨励した「GHQ(Go Home Quickly)運動」(1959年)を始め、休暇制度の充実や時短など、今日のワーク・ライフ・バランスにつながる諸施策をこれまでも積極的に推進してきました。
今後も、社内に浸透している「短時間で効率よく働く風土」を活かしながら、育児や介護、定年後再雇用など、それぞれのライフステージに応じたワーク・ライフ・バランスを支援していくためのアクションプログラムをさらに検討し、実施していきたいと考えています。
また、今回の重点実施事項の策定を機に、キヤノンのウェブサイト上に、ワーク・ライフ・バランスの取り組みに関するページを立ち上げました。