キヤノン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:内田恒二 以下「キヤノン」)は、2009年12月、ポーランドのオプトポル・テクノロジー社(OPTOPOL Technology S.A.、本社:ポーランド ザヴィエルチェ郡 社長:Adam Bogdani 以下「オプトポル」)の普通株式を株式公開買付けによって取得することを決定し、2010年1月13日より実施してきました。
この度、公開買付け期間が2月11日をもって終了し、同期間中に創業者一族の株式を含め12,691,230株の応募がありました。
これによりキヤノンは、2010年2月19日(予定)をもってオプトポル株式の89.35%(議決権比率)を取得し、オプトポルをキヤノンの連結子会社とします。
なお、オプトポル株式の10%は創業者が当面保有します。
キヤノンによるオプトポル株式の取得後は、キヤノンと創業者で併せて90%を超える株式を保有することから、キヤノンは創業者の協力を得て、残る0.65%の株式の強制的買取り(スクイーズアウト)を行い、オプトポル株式の上場廃止を行う予定です。
キヤノンはこの度の公開買付けにより、高い成長が見込まれているOCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)分野への参入を果たすとともに、眼科診断機器の製品ラインアップを大幅に強化し、広範囲な領域をカバーする総合的な眼科診断システムを提供していきます。
また、光断層技術に強みを持つオプトポルと共同で画期的な眼科診断機器を創出し、総合眼科診断機器で世界No.1の実現を目指します。