ニュースリリース

2011年3月23日
キヤノン株式会社
オセ社

キヤノンとオセ、初の共同開発製品
オセ製コントローラーを搭載したプロダクション向け複合機

キヤノン株式会社(以下、キヤノン)とオセ社(以下、オセ)は、初の共同開発製品として、オセ製プリンターコントローラーを搭載したプロダクション向け複合機を開発しました。

共同開発製品

共同開発製品

キヤノンは、2009年11月にオセを連結子会社化することを発表し、2010年3月にキヤノングループの一員として迎えました。以来、キヤノンとオセは技術・製品面での強力な補完関係の構築に努め、事業基盤の強化を図ってきました。

このたび、キヤノンとオセが初めて共同で開発した製品は、オフセット印刷に迫る高画質・高精細を実現し高い生産性を誇るキヤノンのプロダクション向けカラー複合機「imagePRESS C7010VPシリーズ」に、オセの「PRISMAsync」コントローラーを搭載したモデルで、プロダクション市場で定評のあるオセのPRISMAワークフローとの高い親和性を実現しています。
「PRISMAsync」は、プリントジョブ管理機能「Scheduler」を備えた高機能なプリンターコントローラーです。用紙坪量や用紙サイズ、後処理方法などを考慮して、印刷時間のほか用紙補給や消耗品交換などのタイミングを予測することが可能なため、印刷ジョブを効率よく処理し、ダウンタイムの最少化を図ることができます。
複合機側でも、立面操作部に大きく操作しやすい15インチTFT液晶フルカラータッチパネルを新たに採用し、「PRISMAsync」の快適な操作を実現しています。

キヤノンとオセは、今回の共同開発製品により、CRD(集中コピー室)市場や商業印刷市場に向けた製品力、サービス、ソリューションの強化を図っていきます。 また今後は、オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE シリーズ」への「PRISMAsync」コントローラーの搭載も進めていく予定です。

なお、3月22日から26日までスペインのバルセロナで開催される印刷関連の展示会「Graphispag 2011」と、3月22日から24日まで米国ワシントンで開催される「ON DEMAND DIGITAL PRINTING & PUBLISHING 2011」において同製品を出展します。 今後、北米および欧州で発売を開始し、日本でも順次発売していく予定です。

キヤノンとオセは、今回の製品を皮切りに、技術・製品分野でより一層の協業を図り、お互いの強みを生かした高画質・高品質の製品および幅広いプリンティングソリューションを提供し、プリンティング業界における世界No.1の実現を目指します。