ニュースリリース

2014年2月27日
キヤノン株式会社

第23回地球環境大賞においてキヤノンが「経済産業大臣賞」を受賞

キヤノン株式会社(以下、キヤノン)の「ライフサイクルアセスメント※1を活用したCO2を低減する製品開発プロセスへの取組み」が、第23回地球環境大賞※2において、「経済産業大臣賞」を受賞しました。授賞式は東京・元赤坂の明治記念館で4月10日に行われる予定です。

  • ※1資源の採取から製造、輸送、使用、リサイクル処理など全ての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価する手法。
  • ※21992年に「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、産業界を対象とする顕彰制度として、フジサンケイグループが公益財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパンの特別協力を得て創設した表彰制度。
製品ライフサイクルを見据えた<br />環境負荷削減活動

製品ライフサイクルを見据えた
環境負荷削減活動

今回の受賞に先駆け、キヤノンでは、低炭素社会、循環型社会の実現に向け、製品開発プロセスにライフサイクルアセスメントを導入し、環境配慮製品の開発を加速してきました。具体的には、グループ全体の環境負荷削減目標や、製品個別の削減目標、製品開発プロセスにおける進捗管理まで、ライフサイクルアセスメントに基づく統一指標で管理し、目標を確実に達成する仕組みを構築してきました。また、開発された製品のCO2排出量をカーボンフットプリント※3として公開しています。
このような仕組みの構築により、低環境負荷製品を継続的に市場に投入できる体制を確立し、製品ライフサイクル全体で2008年から5年間で累計約760万トン※4のCO2削減効果をあげることができました。

  • ※3製品などの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクルを通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、製品などにわかりやすく表示する仕組み。
  • ※4キヤノンの独自算定に基づく。

キヤノンは今後も、キヤノングループの環境ビジョンである「Action for Green」の実現に向けて、技術革新と経営効率の向上により、豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指し、「つくる」「つかう」「いかす」という製品ライフサイクル全体で環境負荷の削減に取り組んでいきます。