2014年、キヤノンのレンズ交換式カメラEOSシリーズのフラッグシップモデルである「EOS-1」シリーズは、1989年の初号機「EOS-1」の誕生から25周年を迎えました。
初号機「EOS-1」
最新機「EOS-1D X」
1987年に、世界初の電子マウント方式を採用し、AF駆動や絞り調整などを電気信号で行う完全電子制御化を実現したAF 一眼レフカメラとして「EOS」が誕生し、その2年後の1989 年にプロ向けの最高級機「EOS-1」が誕生しました。これは、「意思に従う自動化」というEOS の思想に基づき、最先端技術や最高クラスの性能と、高耐久性・堅牢性・信頼性を実現することにより、プロの要求に高度に応えるキヤノンのフラッグシップモデル「EOS-1」シリーズの初号機です。
1994年には、プロの世界でもAF 機能を使用するフォトグラファーの割合が増加するで、「EOS-1」 から、AF測距点を多点化させ動体予測の精度を高めた「EOS-1N」を発売しました。さらに2000 年には、最高約9コマ/秒の高速連写にも追従する動体予測と、45点の測距点による高い被写体捕捉能力のAF 機能を搭載した「EOS-1V」を投入するなど、プロの要求を満たすフラッグシップモデルを時代の変化に応じて市場に投入してきました。
デジタル化時代を迎えた2001年には、フラッグシップ機で初のデジタル一眼レフカメラなる「EOS-1D」を、2002年には35mmフルサイズセンサーを搭載した「EOS-1Ds」を発売し、以降、画質と連写性能を向上させながらラインアップの強化に取り組んできました。
2012年6月には、高画質および高速連写をともに進化させ、最高レベルで兼ね備えた最新機であり、「EOS-1」から数えて13 機種目※にあたる「EOS-1D X」を発売しました。報道・スポーツの世界からコマーシャル・ネイチャーフォトを中心に、幅広い分野のプロの現場で使用され、高い評価を受けています。
キヤノンは、最先端技術を搭載した強力なフラッグシップモデルである「EOS-1」シリーズを投入し、その技術・機能をエントリークラスまで展開させることにより、より価値のあるラインアップの拡充を引き続き目指していきます。さらに、これらの強力な製品ラインアップとともに、ユーザーのさまざまなニーズに応え、写真・映像文化の発展に貢献していきます。