ニュースリリース

2014年5月29日
キヤノン株式会社

「平成26年度全国発明表彰」の「内閣総理大臣発明賞」を受賞

キヤノンの「機動性に優れた小型軽量デジタルシネマカメラの意匠」(意匠登録第1439774号)が、公益社団法人 発明協会が主催する「平成26年度全国発明表彰」において「内閣総理大臣発明賞」を受賞しました。

EOS C500/EOS C500PL<br />(2012年10月発売)

EOS C500/EOS C500PL
(2012年10月発売)

EOS C300/EOS C300PL<br />(2012年1月発売)

EOS C300/EOS C300PL
(2012年1月発売)

EOS C100<br />(2012年11月発売)

EOS C100
(2012年11月発売)

本意匠を使用したCINEMA EOS SYSTEM (画像はレンズ装着時)

公益社団法人 発明協会では、優れた発明を行った研究者・科学者を顕彰することで発明の奨励・育成を図り、我が国の科学技術の向上と産業の振興に寄与することを目的とする発明表彰を定めています。
このたび、機動性に優れたデジタルシネマカメラの意匠創作の功績が認められ、「平成26年度全国発明表彰」において、創作者が「内閣総理大臣発明賞」、実施者が「発明実施功績賞」を受賞しました。

  • 発明実施功績賞は、公益社団法人発明協会による全国発明表彰のうち、恩賜発明賞および内閣総理大臣発明賞を含む特別賞を受賞する発明等が法人におけるものである場合に当該法人の代表者に贈呈されます。

【受賞及び受賞者】
●内閣総理大臣発明賞
井ノ上  学(キヤノン株式会社 総合デザインセンター 室長)
木村  浩之(キヤノン株式会社 総合デザインセンター)
五十嵐 理彰(キヤノン株式会社 総合デザインセンター)

●発明実施功績賞
御手洗 冨士夫(キヤノン株式会社 代表取締役会長兼社長 CEO)

【功績内容】
キヤノンは、レンズ、撮像センサー、映像処理プロセッサーを自社で一体開発している強みを生かし、小型化・軽量化を極限まで追求し、機動性に優れたシネマカメラのデザインを創作しました。従来の大型のシネマカメラでは困難であった狭小空間や地面・壁に極めて近いアングルからの撮影などを可能にし、自由な撮影スタイルや斬新な映像表現を実現しました。
この意匠の創作により、ハリウッドをはじめとする映像制作市場への本格的な参入を果たし、特殊な設備や豊富な機材・スタッフをもたない個人ユーザーや学生などに対しても、本格的な映像撮影の機会を提供することができるようになりました。
今回の受賞を励みとして、今後もさらなる映像表現領域の拡大と映像文化の発展に寄与していきます。