キヤノンは、2/3型センサーを搭載した4K放送用カメラに対応する光学性能を持つ、ポータブルタイプのズームレンズ(以下、「4Kポータブルズームレンズ」)を開発中です。
中国・北京で2015年8月26日~29日に開催される、放送・映像制作機器の展示会「BIRTV 2015」において参考展示します。
開発中の4Kポータブルズームレンズ
映画業界から始まった4Kでのコンテンツ制作が放送業界においても広がり、4K放送実用化に向けた取り組みが各国で始まるとともに、4K対応機材の導入が本格化しつつあります。
キヤノンは、放送用レンズの新機種として高い光学性能を持つ4Kポータブルズームレンズを開発しています。本日発表の広角ズームレンズ“CJ12e×4.3B”と同様に、2/3型センサーを搭載した4K放送用カメラに対応する光学性能を持ち、ポータブルズームレンズに求められる機動性を確保する質量・サイズを実現します。屋内外を問わず、スポーツ中継やライブ中継、ドラマ、CMの制作などのさまざまな用途で、撮影現場の全景から遠方の人物のアップまで、4K・HD双方の撮影が可能です。
キヤノンでは、このレンズを2016年上期に製品化することを目指しています。キヤノンは、市場から高い支持を得ている、HDTV放送用ズームレンズや4Kシネマレンズの製品群に加え、4K放送用レンズのラインアップを拡大することで、幅広いユーザーの高度な要望に応えていきます。