ニュースリリース

2015年12月14日
キヤノン株式会社

創設25周年を迎えたキヤノンの文化支援プロジェクト
「写真新世紀2015」のグランプリが決定

2015年12月12日(土)、今年で創設25周年を迎えたキヤノン主催の文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2015年度(第38回公募)グランプリ選出公開審査会が、ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区)で行われ、迫 鉄平氏(受賞作品『Made of Stone』)がグランプリを受賞しました。

グランプリ受賞者 迫 鉄平氏の作品『Made of Stone』※動画作品

グランプリ受賞者 迫 鉄平氏の作品『Made of Stone』※動画作品

2015年度の「写真新世紀」では、創設25周年を機に静止画に加えて動画作品を公募の対象とし、4月1日から6月3日の公募期間に応募のあった昨年を大幅に上回る1,511名の中から、優秀賞選出審査会において、優秀賞受賞者6名と佳作受賞者18名が選出されました。
優秀賞受賞者は、グランプリ候補者として12月12日に行われたグランプリ選出公開審査会で、プレゼンテーションおよび審査員との質疑応答に臨みました。その後に行われた審査員全員の合議で、迫 鉄平氏のグランプリ受賞が決定しました。

迫 鉄平氏には、奨励金として100万円ならびに副賞としてキヤノン製デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」が贈呈されるほか、次年度の受賞者作品展の開催期間中、新作個展を開催する権利が授与されます。なお、グランプリ選出公開審査会の詳細は、2016年1月中に「写真新世紀」ホームページにて紹介します。

グランプリを受賞した迫 鉄平氏の作品を含む、優秀賞および佳作の受賞作品は、ヒルサイドフォーラムにて開催中の「写真新世紀 東京展 2015」で12月25日まで展示中です。

「写真新世紀」とは

「写真新世紀」は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンが主催する文化支援プロジェクトで、1991年にスタートし今年で25周年を迎えました。キヤノンでは受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ホームページでの情報発信など、受賞者の育成・支援活動を総合的に行うことで、次世代の写真表現を切り開く新しい才能を発掘し、写真界に新風を吹き込む活動を展開しています。これまでの応募者総数は 23,978名(組)に上り、国内外で活躍する優秀な写真家を多数輩出するなど、新人写真家の登竜門として認知されています。

グランプリ受賞者 迫 鉄平氏

グランプリ受賞者 迫 鉄平氏

優秀賞受賞者6名

優秀賞受賞者6名

受賞者のコメント

グランプリを受賞した迫 鉄平氏は、受賞後のあいさつで喜びを次のように述べました。
「びっくりしているというのが素直な気持ちです。映像作品が今回から公募対象になったことで、自分の作っている映像を写真として考える機会となりました。どのような形になるか分からないですが、写真について考えることを通じ、これからも作品を作っていきたいと思います。」

審査員のコメント

審査員全員による合議の結果、迫 鉄平氏のグランプリ受賞が決まりました。審査員の一人で、優秀賞選出審査会において迫氏を選出した、さわ ひらき氏は、次のように述べました。
「今回は満場一致で迫さんの受賞が決まりました。7月の審査会では時間も限られるなか、17分の作品を3回も見てしまいました。構成も内容もよく作り込まれており、自分のスタジオに戻った後に作品を作れなくなるほど悔しい思いをした力強い作品でした。今後も他の人にはない迫さん自身の表現の幅を広げていってほしいと思います。」

「写真新世紀 東京展 2015」実施概要

日 時 12月3日(木)~12月25日(金)11:00~19:00
 ※金・土曜日は11:00~21:00 毎週月曜日は休館日
会 場 ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町 18-8 ヒルサイドテラス内
東急東横線「代官山駅」より徒歩約3分
入場料 無料
出展者 2015年度 優秀賞および佳作受賞者(計24名)
主 催 キヤノン株式会社
協 力 ヒルサイドテラス、代官山 蔦屋書店、代官山 北村写真機店
後 援 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
同時開催 2014年度 グランプリ受賞者 須藤 絢乃氏 新作個展『面影 Autoscopy』 創設25周年記念イベント「写真の未来は僕らがつくる!」