キヤノンの超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」(2015年12月発売)が、日刊工業新聞社が主催する「第46回機械工業デザイン賞」において、努力が認められる優れた製品および将来性が期待される製品に贈呈される「審査委員会特別賞」を受賞しました。
「ME20F-SH」
(左:本体のみ、右:EFレンズ装着時)
「ME20F-SH」は、赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的な低照度環境下でも、赤外線投光なしでノイズの少ないカラーのフルHD動画を撮影することができる超高感度多目的カメラです。肉眼では被写体の識別が困難な暗闇でも、星明かりなどの非常にわずかな光源だけで被写体を認識できるため、これまでは映し出すことが難しかった映像を撮影することができます。
幅広い撮影スタイル、周辺機器の装着や設置などの要望に柔軟に対応できるデザインのため、自然災害の監視や野生動物の生態撮影など、防災・防犯から映像制作まで幅広い用途で活用することが可能です。
キヤノンは、今回の受賞を励みとして、今後も性能とデザインを高度に融合させた製品づくりを続けていきます。
日刊工業新聞社が主催する日本の工業製品におけるデザインの振興と発展を目的に1970年に創設されたデザインコンペティションで、今年で46回目を迎えます。審査委員会は関係省庁や大学、各工業団体の専門家などで構成され、製品の機能や外観だけではなく、市場性や社会性、安全性など、さまざまな面から総合的な審査が行われます。