ニュースリリース

2017年1月5日
キヤノン株式会社

カメラ・レンズで構成される「EOSシステム」が誕生30周年

キヤノンのレンズ交換式カメラEOS(イオス)と、交換レンズであるEFレンズをはじめ各種アクセサリーなどで構成する「EOSシステム」が、2017年3月に発売30周年を迎えます。

EOS発売30周年記念ロゴ画像

EOS発売30周年記念ロゴ

「EOSシステム」は世界初の完全電子マウント方式を採用した新世代のAF一眼レフカメラとして、1987年3月に初号機「EOS 650」が交換レンズの「EFレンズ※1」とともに誕生し、2017年3月に発売30周年を迎えます。EOSとは「Electro Optical System」の略称で、ギリシャ神話の「曙の女神」の名でもあります。

  • ※1「EF35-70mm F3.5-4.5」「EF35-105mm F3.5-4.5」「EF50mm F1.8」の3本を同時に発売。


EOSシステムは、デジタルカメラのキーデバイスであるCMOSセンサー・映像エンジン・交換レンズをすべて独自開発しており、個々の製品の基本性能を高めることで強力な製品ラインアップを形成しています。こうした強みをもとに、デジタルカメラ黎明期の2003年にエントリー機の「EOS Kiss Digital」(2003年9月発売)を発売すると、その「小型軽量、簡単な操作性、手頃な価格」が高く評価され、同年には圧倒的世界シェアNo.1を獲得し、2015年までの13年間連続で世界シェアNo.1を堅守し続けています。また、長きにわたるお客様の支えにより、2015年11月にはEOSシリーズ累計生産台数8,000万台を、さらに2016年8月にはEFレンズ累計生産本数1億2,000万本を達成し、強固なEOSシステムを形成しています。

1987年の誕生以降、EOSシステムは常に撮影領域の拡大を目標に掲げ、光学技術を中心に映像技術を磨き続け、システムの強化・拡充を図り続けています。2008年には、世界で初めてデジタル一眼レフカメラとしてフルHD動画機能を搭載した「EOS 5D Mark II」を発売し、一眼レフカメラによる動画撮影の普及に貢献しました。2012年には、これらの映像技術をBtoBの分野にまで応用展開した映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」によりハリウッドに代表される映像制作業界への参入を果たしました。同年7月には、高画質と小型・軽量を両立させたミラーレスカメラ「EOS Mシリーズ」をEOSシステムに加え、現行製品は24機種※2のEOSと97種類※3のEFレンズを備えています。これらの豊富なラインアップによりプロ向けからエントリーユーザー向けまで幅広いお客様のニーズに対応しています。

  • ※2デジタルシネマカメラ、ミラーレスカメラ、フィルムカメラを含みます。
  • ※3エクステンダー2種類と、海外モデル2種類を含みます。2016年12月28日時点。


キヤノンは、これからも光学技術を中心に映像技術に磨きをかけ、静止画・動画・ネットワークの融合を図ることにより、EOSシステムをさらに強化・拡充し、写真・映像文化のさらなる発展に貢献していきます。さらには、先進の映像技術により、静止画・動画ともに質感・立体感・臨場感をも再現する新たな映像領域を切り開き、魅力ある映像体験の提供を目指します。