キヤノンの新人写真家の発掘・育成・支援を目的とした文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2018年度(第41回公募)の受賞者が決定し、受賞作品展「写真新世紀展2018」を、10月27日(土)から11月25日(日)まで、東京都写真美術館(通称:TOPMUSEUM/東京・恵比寿)にて開催します。
優秀賞選出審査会の様子
2017年度グランプリ受賞者のプレゼンテーションの様子
写真新世紀 2018年度(第41回公募)は、4月18日(水)から6月13日(水)の期間で募集を行い、国内外合計1,992名(組)の応募者の中から優秀賞受賞者7名と佳作受賞者12名が選出されました。
【優秀賞 7名】
内倉 真一郎、岡田 将(すすむ)、佐々木 香輔(きょうすけ)、ソン・ニアン・アン、デレク・マン、別府 雅史、山越 めぐみ(五十音順/敬称略)
【佳作 12名】
イシダ マイ、大塚 敬太、北村 真一、鬼頭 佑輔、キム・キュンボン、小林 寿(ひさし)、佐々木 由香里、タカデ アズサ、武谷 大介、蔡(ツァイ) 淵琦(ユエンチー)、肥後 亮祐、三川(みかわ) キミ(五十音順/敬称略)
10月27日(土)から11月25日(日)まで、受賞者の作品を展示する「写真新世紀展2018」と、昨年度のグランプリ受賞者であるトロン・アンステン氏/ベンヤミン・ブライトコプフ氏の新作個展『Another man's floor』を東京都写真美術館にて同時開催します。
11月2日(金)に2018年度の優秀賞受賞者7名の中からグランプリを選出する公開審査会を東京都写真美術館にて開催します。審査会では、優秀賞受賞者7名による作品のプレゼンテーションと審査員との質疑応答が行われ、その後審査員の審議により、グランプリが選出されます。これに先立ち、10月27日(土)に、受賞者が自分の作品紹介や制作意図を語るトークショーを開催します。さらに11月3日(土)、4日(日)に、審査員らによるスペシャルイベントも開催します。
内倉 真一郎
『Collection』
(澤田 知子 選)
岡田 将
『無価値の価値』
(サンドラ・フィリップス 選)
佐々木 香輔
『Street View』
(杉浦 邦恵 選)
ソン・ニアン・アン
『Hanging Heavy On My Eyes』
(エミリア・ヴァン・リンデン 選)
デレク・マン
『What Do You See, Old Apple Tree?』
(さわ ひらき 選)
別府 雅史
『2011-2018』
(安村 崇 選)
山越 めぐみ
『How to hide my Cryptocurrencies』
(椹木 野衣 選)
作 者 | トロン・アンステン/ベンヤミン・ブライトコプフ |
---|---|
タイトル | 『Another man's floor』 |
制作意図 | 物語は、ヨーロッパを南から北にかけて、対話形式のパフォーマンスを通して組み立てられていく。グリーンランド海の流氷から始まり、黒い森(ドイツのシュヴァルツヴァルト)にある人工の湖にまで広がっていく。物語が展開する中で、「Another man's floor」という視覚的かつ詩的な作品を形成していく。 |
2017年度グランプリ受賞者の新作
氏名 | 受賞作品タイトル | 選出審査員※ |
---|---|---|
内倉 真一郎 | Collection | 澤田 知子 |
岡田 将(すすむ) | 無価値の価値 | サンドラ・フィリップス |
佐々木 香輔(きょうすけ) | Street View | 杉浦 邦恵 |
ソン・ニアン・アン | Hanging Heavy On My Eyes | エミリア・ヴァン・リンデン |
デレク・マン | What Do You See, Old Apple Tree? | さわ ひらき |
別府 雅史 | 2011-2018 | 安村 崇 |
山越 めぐみ | How to hide my Cryptocurrencies | 椹木(さわらぎ) 野衣(のい) |
氏名 | 受賞作品タイトル | 選出審査員 |
---|---|---|
イシダ マイ | One's memory | サンドラ・フィリップス |
大塚 敬太 | 夜の窓 | エミリア・ヴァン・リンデン |
北村 真一 | 夢日記 | 杉浦 邦恵 |
鬼頭 佑輔 | ローラー族 | 澤田 知子 |
キム・キュンボン | 優雅學 | 安村 崇 |
小林 寿(ひさし) | それが人生ってもんだろ、、。 | 椹木(さわらぎ) 野衣(のい) |
蔡(ツァイ) 淵琦(ユエンチー) | It is sad to find out last summer's t-shirts are worn out | さわ ひらき |
佐々木 由香里 | おばあちゃん家 | さわ ひらき |
タカデ アズサ | 踊り子たち | 杉浦 邦恵 |
武谷 大介 | 福島のアリス | サンドラ・フィリップス |
肥後 亮祐 | oozing | 澤田 知子 |
三川(みかわ) キミ | Fiction | 椹木(さわらぎ) 野衣(のい) |
日 時 |
2018年10月27日(土)~11月25日(日)10:00~18:00 *木・金曜日は20:00まで。毎週月曜日は休館日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)。 |
会 場 |
東京都写真美術館 地下1階展示室 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 TEL 03-3280-0099 JR山手線「恵比寿駅」より徒歩約7分 東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」より徒歩約10分 |
出 展 者 |
2018年度 優秀賞受賞者7名 *内倉 真一郎、岡田 将(すすむ)、佐々木 香輔(きょうすけ)、ソン・ニアン・アン、デレク・マン、別府 雅史、山越 めぐみ(五十音順/敬称略) 2018年度 佳作受賞者12名 2017年度 グランプリ受賞者 トロン・アンステン氏/ベンヤミン・ブライトコプフ氏 新作個展『Another man's floor』 |
主 催 | キヤノン株式会社 |
共 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館 |
入 場 料 | 無料 |
日 時 |
2018年10月27日(土) 第一部 14:30~15:30 第二部 16:00~17:30 |
会 場 | 東京都写真美術館 地下1階展示室 |
内 容 |
第一部 2018年度佳作受賞者12名による作品紹介と制作意図の説明 第二部 2018年度優秀賞受賞者7名と2017年度グランプリ受賞者による作品紹介、制作意図に関するプレゼンテーション |
参 加 方 法 | 事前予約不要 |
入 場 料 | 無料 |
日 時 |
2018年11月2日(金) 審査会 15:00~17:00 表彰式 17:40~18:00 受賞祝賀会 18:00~19:00 |
会 場 | 東京都写真美術館 1階ホールほか |
定 員 | 先着180名(事前予約制) |
審 査 員 | エミリア・ヴァン・リンデン氏(Unseen アーティスティック・ディレクター)、サンドラ・フィリップス氏(サンフランシスコ現代美術館(SFMoMA)名誉キュレーター)、さわ ひらき氏(美術家)、澤田 知子氏(アーティスト)、椹木(さわらぎ) 野衣(のい)氏(美術評論家)、杉浦 邦恵氏(写真家)、安村 崇氏(写真家) |
観 覧 方 法 | 要事前予約。申込方法は10月1日(月)、写真新世紀ホームページに掲載予定。 |
入 場 料 | 無料 |
*グランプリ受賞者には、奨励金として100万円、副賞のデジタル一眼レフカメラのほか、特典として次年度受賞作品展における個展開催の権利などが授与されます。 |
日 時 | 2018年11月3日(土)14:00~15:30 |
会 場 | 東京都写真美術館1階 ホール |
出 演 者 | エミリア・ヴァン・リンデン氏(Unseen アーティスティック・ディレクター) |
定 員 | 先着180名(事前予約制) |
参 加 方 法 | 要事前予約。申込方法は10月1日(月)、写真新世紀ホームページに掲載予定。 |
参 加 費 | 無料 |
日 時 | 2018年11月3日(土)16:00~17:30 |
会 場 | 東京都写真美術館1階 ホール |
出 演 者 | サンドラ・フィリップス氏(SFMoMA名誉キュレーター)/清水 穣(みのる)氏(写真評論家) |
定 員 | 先着180名(事前予約制) |
参 加 方 法 | 要事前予約。申込方法は10月1日(月)、写真新世紀ホームページに掲載予定。 |
参 加 費 | 無料 |
日 時 | 2018年11月4日(日)14:00~17:00 |
会 場 | 東京都写真美術館1階 スタジオ |
レビュアー | エミリア・ヴァン・リンデン氏(Unseen アーティスティック・ディレクター)、サンドラ・フィリップス氏(SFMoMA名誉キュレーター)、さわ ひらき氏(美術家)、澤田 知子氏(アーティスト)、椹木(さわらぎ) 野衣(のい)(美術評論家)、杉浦 邦恵(写真家)、安村 崇氏(写真家)、清水 穣(みのる)氏(写真評論家)、東京都写真美術館学芸員 |
定 員 | 先着50名(事前予約制) |
参 加 方 法 | 応募者のみ参加可。申し込み方法は個別にご案内予定。 |
参 加 費 | 無料 |
「写真新世紀」は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンが主催する文化支援プロジェクトで、1991年にスタートし今年で28年目を迎えます。キヤノンでは受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ホームページでの情報発信など、受賞者の育成・支援活動を総合的に行うことで、次世代の写真表現を切り開く新しい才能を発掘し、写真界に新風を吹き込む活動を展開しています。これまでの応募者総数は29,398名(組)に上り、国内外で活躍する優秀な写真家を多数輩出するなど、新人写真家の登竜門として認知されています。