ニュースリリース

2018年12月5日
日本赤十字社
赤十字国際委員会(ICRC)
キヤノン株式会社

世界を知る写真展「ボイス・オブ・アフリカ」を開催

日本赤十字社、赤十字国際委員会(ICRC)、キヤノンの三者は、みなとみらいギャラリー(神奈川県横浜市)にて、世界を知る写真展「ボイス・オブ・アフリカ」を12月18日(火)から12月26日(水)まで開催します。

ナイジェリアのマイドゥグリにある学校にて

ナイジェリアのマイドゥグリにある学校にて

2017年度の世界を知る写真展の様子

2017年度の世界を知る写真展の様子

展示内容

本写真展は、赤十字による国際人道法※1の普及活動の一環として、世界各国・地域の紛争の現状を広く伝えるため、2015年度から赤十字とキヤノンが合同で開催しているものです。
今年は、アフリカ大陸中央部から西部に位置するチャド湖周辺国(カメルーン、チャド、ナイジェリア、ニジェール)の人道危機をテーマに、マグナム・フォト※2に所属する写真家4名が撮影した写真46点を展示します。

  • ※1武力紛争のもたらす不必要な犠牲や被害を防止することを目的に、戦争の手段を制限し、敵対行為に参加していない全ての人々の保護を定めたルール。詳細は、日本赤十字社ホームページを参照。(http://www.jrc.or.jp/about/humanity/
  • ※2世界を代表する国際的な写真家グループ。事務所はニューヨーク、パリ、ロンドン、東京にあり、約50人の写真家、 フォトジャーナリストが所属。

写真展開催の背景

2019年8月に横浜市で開催される第7回アフリカ開発会議(以下TICAD※3)を前に、世界的に報道も少ないためにあまり知られていないアフリカのチャド湖周辺国の人道危機に焦点をあてます。この地域は、長引く紛争や政情不安、気候変動の影響を大きく受け、240万人が避難を強いられています。1,000万人以上が支援を必要としていると言われていますが、十分に行き届いておりません。この現状を伝えるため、赤十字国際委員会(ICRC)はマグナム・フォトに所属する4名の写真家、モイセス・サマン氏(撮影地:カメルーン)、ロレンツォ・メローニ氏(撮影地:チャド)、エミン・オーズマン氏(撮影地:ニジェール)、ニューシャ・タヴァコリアン氏(撮影地:ナイジェリア)を、2017年8月から12月にかけて現地に派遣しました。

  • ※3Tokyo International Conference on African Developmentの略。

開催概要

日 時 2018年12月18日(火)~26日(水)11:00~19:00
*18日は13:00開場
会 場 みなとみらいギャラリー
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-5
クイーンズスクエア横浜 クイーンモール2階
横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい駅」直結 徒歩約3分
主 催 日本赤十字社、赤十字国際委員会(ICRC)、キヤノン株式会社
協 力 マグナム・フォト、神奈川県赤十字国際奉仕団、神奈川県青少年赤十字賛助奉仕団
協 賛 神奈川県日赤紺綬有功会
入場料 無料

ガイドツアー

日 時 2018年12月21日(金)~23日(日)14:00~、16:00~、18:00~(各回30分)
内 容 展示内容の説明
定 員 各回15名(申込先着順)
申込先 日本赤十字社神奈川県支部 企画振興部企画課宛てにメール
(kanagawa-info@kanagawa.jrc.or.jp)もしくは電話(045-681-2123)で
(1)名前(2)希望日時(3)人数(4)電話番号を連絡

【参考情報】

キヤノンと赤十字について

「共生」を企業理念とするキヤノンは、キヤノングループ各社で取り組む献血活動や教育支援など、長年にわたり、赤十字の活動を支援しています。「国際人道法の普及促進」という赤十字の活動主旨に賛同し、本写真展の認知拡大や理解促進に貢献するため、キヤノン製大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」を使い、写真46点を出力し、パネルを作成します。「写真が持つ伝える力」を生かすことで、国際人道法の普及に貢献し、武力紛争のもたらす不必要な犠牲や被害の防止、犠牲者の自立・社会参画の一助となることを目指します。

TICADと本写真展

本写真展は、第7回アフリカ開発会議横浜開催連携事業です。TICADは、アフリカ開発の課題について議論する国際会議です。日本がイニシアチブを取り1993年に東京で第1回が開催されて以降、アフリカ諸国に加え、支援に携わるパートナー諸国、人道支援や開発支援に関わる国際組織、市民社会、NGOなどが参加しています。

TICAD

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