キヤノン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役会長 CEO:御手洗 冨士夫、以下「キヤノン」)は、米国のクオリティー・エレクトロダイナミクス社(Quality Electrodynamics, LLC、本社:アメリカ合衆国オハイオ州、President and CEO:藤田 浩之、以下「QED」)の持分70%を取得し、連結子会社化いたしました。
キヤノンは、2016年から推進している新5カ年計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズⅤにおいて、「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」ことを基本方針とし、重要戦略である「新規事業の強化拡大と将来事業の創出」の具体策の一つとしてメディカル事業の強化・拡大を進めています。
QEDは、磁気共鳴画像装置(MRI)の基幹部品である高周波(RF)コイル開発におけるリーディングカンパニーで、世界中のOEMメーカーや研究者に対してRFコイルを提供しています。創業者である藤田 浩之氏は、2012年に日本人として初めて米国大統領の一般教書演説に招待を受けるなど、著名な経営者としても知られており、クリーブランドの名誉領事も務めています。また、QEDは2013年および2019年に輸出企業大統領賞を受賞しています。
今回、QEDをキヤノングループへ迎え入れることで、医療用機器におけるコンポーネント分野を強化する一方、キヤノンとQED双方の経営リソースや技術力を組み合わせることにより、市場競争力のあるシステムとしてのMRIの開発を加速させ、メディカル事業の強化・拡大を図っていきたいと考えています。
1. 会社名 | : | Quality Electrodynamics, LLC |
2. 代表者 | : | 藤田 浩之(President and CEO) |
3. 所在地 | : | アメリカ合衆国 オハイオ州 |
4. 設立年月 | : | 2006年2月 |
5. 事業内容 | : | MRI用RFコイルの開発・製造(OEM) |
6. 上場取引所 | : | 非上場 |
持分取得日:2019年10月31日