キヤノングループの製品2件が、日刊工業新聞社が主催する「第51回 機械工業デザイン賞 IDEA」において、「日本デザイン振興会賞」および「審査委員会特別賞」を受賞しました。今回の受賞を励みとして、今後も性能とデザインを高度に融合させた製品づくりを続けていきます。
歯科用ミリングマシン MD-500
キヤノン電子の歯科用ミリングマシン「MD-500」(2020年1月発売)は、工業用小型三次元加工機で培った技術を歯科用機器に応用し、独自の高剛性構造により高速・高精度を実現する5軸制御機構のミリングマシンです。外観は清潔感のあるシンプルな色と形で、本体サイズはデスクトップ型と大幅に小型化しました。歯科技工現場のデジタル化が急速に拡大する中、高速・高品質で安定した機械加工を実現して手仕上げ工数を低減し、歯科技工の効率化に貢献します。
ロボティックカメラシステム CR-S700R
*正立設置時
キヤノンのレンズ交換式カメラ用リモート制御ソリューション「ロボティックカメラシステム CR-S700R※」(2020年2月発売)は、対応するレンズ交換式カメラを組み合わせることで静止画撮影における遠隔操作を可能とするリモート雲台と、カメラとリモート雲台を制御する同梱(どうこん)の小型・軽量なゲートウェイ装置で構成されるリモート制御ソリューションです。また、別売りの専用ソフトウエアを使用することで、複数のカメラをPCから遠隔操作し、ライブビュー画像の表示や、指定した複数のカメラによる同時撮影ができます。
日刊工業新聞社が主催し、日本の工業製品におけるデザインの振興と発展を目的に1970年に創設されました。製品の機能や外観だけではなく、市場性や社会性、安全性など、さまざまな面から総合的な審査が行われるデザイン賞です。審査委員会は関係省庁や大学、各工業団体の専門家などで構成され、今年で51回目を迎えます。