今年度が最後の開催となる、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンの文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2021年度(第44回公募)の受賞者が決定しました。受賞作品展「写真新世紀展2021」を、10月16日(土)から11月14日(日)まで、東京都写真美術館(通称:TOP MUSEUM/東京・恵比寿)にて開催します。
優秀賞選出審査会の様子
2020年度グランプリ受賞者のプレゼンテーションの様子
「写真新世紀」2021年度(第44回公募)は、3月17日(水)から5月31日(月)の期間で募集を行い、国内外から過去最多だった昨年度(2,002名(組))を上回る2,191名(組)の応募がありました。これらの数多くの応募の中から優秀賞受賞者7名と佳作受賞者14名が選出されました。
【優秀賞 7名】(五十音順/敬称略)
賀来 庭辰、千賀 健史、テンビンコシ・ラチュワヨ、中野 泰輔、光岡 幸一、ロバート・ザオ・レンフイ、宛 超凡(ワン チャオファン)
【佳作 14名】(五十音順/敬称略)
遠藤 文香、掛川 陽介、kikusahappa、工藤 雅、小池 周司、紺田 達也、近藤 愛助、ノモト ヒロヒト、橋本 貴雄、my ceramics(FF)、松村 和彦、宮本 浩希、安原 千夏、山田 星太郎
10月16日(土)から11月14日(日)まで、受賞者の作品を展示する「写真新世紀展2021」と、昨年度のグランプリ受賞者である樋口 誠也氏の新作個展『super smooth』を東京都写真美術館にて同時開催します。また、11月12日(金)には2021年度の優秀賞受賞者7名の中からグランプリを選出するグランプリ選出公開審査会を開催します。審査会では、優秀賞受賞者7名による作品のプレゼンテーションと審査員との質疑応答が行われ、その後審査員の審議により、グランプリが選出されます。
10月17日(日)には、本年度の受賞者および樋口氏によるアーティスト・トークを行います。また、11月13日(土)には本年度の審査員によるトークショー、翌14日(日)には歴代の受賞者によるスライド&トークショーを開催します。
賀来 庭辰
『THE LAKE』
(椹木 野衣(さわらぎ のい) 選)
千賀 健史
『OS』
(オノデラユキ 選)
テンビンコシ・ラチュワヨ
『Slaghuis II』
(清水 穣 選)
中野 泰輔
『やさしい沼』
(ライアン・マッギンレー 選)
光岡 幸一
『もしもといつも』
(横田 大輔 選)
ロバート・ザオ・レンフイ
『Watching A Tree Disappear』
(グエン・リー 選)
宛 超凡
『河はすべて知っている―荒川』
(安村 崇 選)
氏名 | 受賞作品タイトル | 選出審査員※ |
---|---|---|
賀来 庭辰 | THE LAKE | 椹木 野衣 |
千賀 健史 | OS | オノデラユキ |
テンビンコシ・ラチュワヨ | Slaghuis II | 清水 穣 |
中野 泰輔 | やさしい沼 | ライアン・マッギンレー |
光岡 幸一 | もしもといつも | 横田 大輔 |
ロバート・ザオ・レンフイ | Watching A Tree Disappear | グエン・リー |
宛 超凡 | 河はすべて知っている―荒川 | 安村 崇 |
氏名 | 受賞作品タイトル | 選出審査員※ |
---|---|---|
遠藤 文香 | Kamuy Mosir | オノデラユキ |
掛川 陽介 | RULLY | ライアン・マッギンレー |
kikusahappa | いつかあなたと話す時のために | 横田 大輔 |
工藤 雅 | 東京サイアノ・ゴースツ | オノデラユキ |
小池 周司 | World in the small box (crisis of the diversity in the fresh water, but little hope is here) | 安村 崇 |
紺田 達也 | I want your love | ライアン・マッギンレー |
近藤 愛助 | Diaspora Memories | 清水 穣 |
ノモト ヒロヒト | ヤレ | 清水 穣 |
橋本 貴雄 | Kette | 椹木 野衣 |
my ceramics(FF) | PROOF OF LIVING | グエン・リー |
松村 和彦 | 見えない虹 | グエン・リー |
宮本 浩希 | 1/456,533 | 安村 崇 |
安原 千夏 | See Saw 2021 | 横田 大輔 |
山田 星太郎 | KINGDOM | 椹木 野衣 |
作者 | 樋口 誠也 |
---|---|
タイトル | 『super smooth』 |
制作意図 |
生活が「つるつる」したものになったと感じている。変わっていく状況を自分自身で分析する間もなく、気がつくと様々なことが過ぎ去っていく。周りとの接点や摩擦が減ることで円滑に進むこともあるが、自分の足で歩いている実感が薄れる。 表面をただ滑りつづけているような状況の中で、私は一度立ち止まりたいと思った。 |
樋口 誠也(2020年度グランプリ受賞者)の新作
日時 |
2021年10月16日(土)~11月14日(日)10:00~18:00 *毎週月曜日は休館日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)。 |
会場 |
東京都写真美術館 地下1階展示室 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 TEL 03-3280-0099 JR山手線「恵比寿駅」より徒歩約7分 東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」より徒歩約10分 |
出展者 |
2021年度 優秀賞受賞者7名、佳作受賞者14名 2020年度 グランプリ受賞者 樋口 誠也 新作個展『super smooth』 |
主催 | キヤノン株式会社 |
共催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館 |
観覧方法 | 事前予約不要 |
入場料 | 無料 |
日時 |
2021年10月17日(日) 第1部 14:30~15:40 第2部 16:00~17:30 |
会場 | 東京都写真美術館 1階ホール |
内容 |
第1部 2021年度佳作受賞者14名による作品紹介、スライドショー 第2部 2021年度優秀賞受賞者7名と2020年度グランプリ受賞者による作品紹介、制作意図に関するプレゼンテーション |
定員 | 先着90名 |
観覧方法 | 事前予約制。申込方法は10月1日(金)、「写真新世紀」ホームページに掲載予定。 |
入場料 | 無料 |
日時 |
2021年11月12日(金) 審査会 14:30~16:30 表彰式 17:30~17:50 受賞祝賀会 18:00~19:00 |
会場 | 東京都写真美術館 1階ホールほか |
審査員 |
オノデラユキ(写真家)、グエン・リー(シンガポール国際写真フェスティバルディレクター)、椹木 野衣(美術評論家)、清水 穣(写真評論家)、安村 崇(写真家)、横田 大輔(写真家)、ライアン・マッギンレー(写真家) (五十音順) |
定員 | 先着90名 |
観覧方法 | 事前予約制。申込方法は10月1日(金)、「写真新世紀」ホームページに掲載予定。 |
入場料 | 無料 |
日時 |
2021年11月13日(土) 第1部 13:30~14:30 第2部 15:00~16:00 第3部 16:30~17:30 |
会場 | 東京都写真美術館 1階ホール |
出演者 | 2021年度審査員(現在調整中) |
定員 | 先着90名 |
観覧方法 | 事前予約制。申込方法は10月1日(金)、「写真新世紀」ホームページに掲載予定。 |
入場料 | 無料 |
日時 | 2021年11月14日(日) 15:00~17:00 |
会場 | 東京都写真美術館 1階ホール |
出演者 | 歴代受賞者(現在調整中) |
定員 | 先着90名 |
観覧方法 | 事前予約制。申込方法は10月1日(金)、「写真新世紀」ホームページに掲載予定。 |
入場料 | 無料 |
日時 |
2021年10月14日(木)~11月24日(水) 10:00~17:30 *日曜日・祝日は休館日 |
会場 |
キヤノンギャラリー S 東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階 JR「品川駅」港南口より徒歩約8分 京浜急行「品川駅」より徒歩約10分 |
出演者 | 赤鹿 麻耶(2011年度グランプリ受賞者) |
観覧方法 | 事前予約不要 |
入場料 | 無料 |
「写真新世紀」は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンが主催する文化支援プロジェクトで、1991年にスタートし今年で31年目を迎えます。キヤノンでは受賞作品展の開催や受賞作品集の制作、ホームページでの情報発信など、受賞者の育成・支援活動を総合的に行うことで、次世代の写真表現を切り開く新しい才能を発掘し、写真界に新風を吹き込む活動を展開しています。これまでの応募者総数は35,550名(組)に上り、国内外で活躍する優秀な写真家を多数輩出するなど、新人写真家の登竜門として認知されています。「写真新世紀」の公募は、30 周年の節目をもって今年度で終了します。
優秀賞選出審査会の様子
17.8MB (6720px×4480px)
2020年度グランプリ受賞者のプレゼンテーションの様子
15.3MB (6720px×4480px)
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