気候変動の取り組み
物流におけるCO2削減

キヤノンでは、調達から販売までの物流におけるCO2排出量の削減に取り組んでいます。輸送の環境負荷を低減するために、国際間においては航空輸送から海上輸送、内陸ではトラック輸送から鉄道輸送や内航船(フェリーなど)へ切り替えるモーダルシフトを推進しています。

また、コンテナの回送を削減するために、輸入海上コンテナを輸出に転用するコンテナラウンドユースを実施し、総輸送距離を削減する施策を推進しています。特にベトナムでは他社との協業によるコンテナラウンドユースを積極的に進め、ベトナムにおけるコンテナラウンドユース比率は2024年時点で約80%になりました。

さらに、従来の取り組みに加えて、中国の内陸輸送においては、電気自動車への切り替えを進めています。

その他に、輸送梱包では、梱包の小型化による輸送時の積載効率向上や梱包材の脱プラスチック化の推進、使用済み段ボールの緩衝材への再利用を進めています。

また、倉庫においては、LED化による消費電力の低減や太陽光パネルの設置による再生可能エネルギーの利用を通じた環境負荷低減にも取り組んでいます。

コンテナラウンドユースの概要(ベトナム)
コンテナラウンドユースの概要(ベトナム)
環境に配慮した材料の使用
環境に配慮した材料の使用 発泡材使用からオール段ボール化

発泡材使用

オール段ボール化