気候変動の取り組み
物流におけるCO2削減

キヤノンでは、調達から販売までの物流全体でCO2排出量の削減に取り組んでいます。輸送にともなう環境負荷を低減するため、国際輸送では航空輸送から海上輸送へ、国内輸送ではトラック輸送から鉄道輸送や内航船(フェリーなど)へ切り替える「モーダルシフト」を推進しています。特にキヤノンベトナムでは、工場近隣の河川港を活用し、トラック輸送から船舶輸送へのモーダルシフトをキヤノン主導で積極的に展開しました。また輸入海上コンテナを輸出用途に再利用する「コンテナラウンドユース」を実施し、コンテナ回送の削減による総輸送距離の短縮にも貢献しています。

さらにキヤノン中国では、電動トラックの導入を進めており、従来の小型車両に加え、大型トラックへの展開も開始しました。

キヤノンマーケティングジャパンでは、物流の「2024年問題」を契機にカメラ、レンズ、プリンター等のコンシューマ製品の物流改善を推進しています。ステークホルダーとの協議を重ね、輸送積載効率、配送方法、返品運用等の見直しを実施し、自社のみならず物流事業者の労働環境改善にも貢献しました。2024年は、自社倉庫と取引先倉庫間の輸送・配送において車両台数約400台を削減し、2025年にはさらに50台を削減することで、物流に伴うCO2排出量も削減しました。今後も、グループ会社への横展開をめざしてさらなる物流改善を進めていきます。

その他、輸送梱包においては、梱包の小型化による積載効率の向上、梱包材の脱プラスチック化、使用済み段ボールの緩衝材への再利用を推進しています。倉庫では、LED化による消費電力の削減や、太陽光パネルの設置による再生可能エネルギーの利用を通じて、環境負荷低減に取り組んでいます。

モーダルシフトの概要(ベトナム)
モーダルシフトの概要(ベトナム)
大型電動トラックの運用開始(中国)
大型電動トラックの運用開始(中国)