環境マネジメントの取り組み
教育と意識の醸成
環境教育
キヤノンの環境教育プログラムは、全従業員に対する「環境基礎教育」と特定の業務を行う従業員を対象とした「専門環境教育」により構成されています。「環境基礎教育」は環境保証活動の重要性、環境方針・目標などの理解、「専門環境教育」は環境保証関連業務に携わる従業員の知識やノウハウの習得を目的としています。「専門環境教育」は、製品環境、拠点環境、環境監査に分類され、「製品環境講座」は製品アセスメント実務者研修、物品調査実務者研修など、担当者としての知識やノウハウの習得のための研修を行っています。これらの教育プログラムは、eラーニングによる知識習得、集合研修など、必要な従業員がいつでも受講できる環境を整えています。また、英語や中国語による研修教材を用意しグローバルな教育に力を入れています。2024年も、リスクマネジメントに関連する業務に従事する従業員への教育を完了しました(2024年実績約10,200人)。
環境教育一覧
講座名 | 形式 | ||
---|---|---|---|
基礎環境教育 | 環境基礎講座 | e-learning | |
専門環境教育 | 拠点環境 | 環境マネジメント講座 | |
化学物質管理担当者講座 | |||
製品環境 | 製品アセスメント実務者講座※ | ||
物品調査実務者講座※ | |||
環境監査 | 内部環境監査員研修 | 集合研修 |
- ※リスクマネジメント対象研修
環境への取り組みを加速する合言葉「Minimum Energy 360」
私たちの周りには、解決すべきさまざまな環境課題があります。全社員で共通の考え方をもって脱炭素、資源循環をはじめとした環境課題の解決を加速していくために、合言葉「Minimum Energy 360(ミニマム・エナジー・スリーシックスティ)」を設定しています。「全方位(360°)で使用するエネルギーを最小化する」という意味をもつこの合言葉はキヤノンが開発・生産活動を行う時、輸送や物流、お客さまが製品を使用する時、そして再利用の時など、バリューチェーンのあらゆる場面において、最小のエネルギーでそれぞれの活動を行うことをめざし続けるという意図が込められています。
社内でこのフレーズを合言葉として用いることで、社員一人ひとりが、「あらゆる企業活動を最小のエネルギーで行う/行えるようにする意識」をもち、それを会社の文化として醸成していきたいと考えています。
