品質・コスト・納期を商品としてまとめあげる—製品化技術
製品やサービスは、驚くような技術や機能が搭載されていても、品質やコスト、納期(以下、QCD)が見合わなければ、お客さまに受け入れてもらうことができません。QCDの最適解を図り、量産することがメーカーの腕の見せ所であり、競争力に直結します。
技術やアイデア、機能を商品としてまとめあげていくのが製品化技術です。生産した「製品」を「商品」としてお客さまに届ける際には、使いやすさや安全性の確保も重要な要素となります。これらを実現するために、開発と生産が一体となって連携しながら、設計技術や個々の技術をまとめあげるシステム化技術を駆使しています。
使いやすさと美しさを追求する—デザイン
どんなに性能がよくても、使っていてストレスを感じるようでは、よい製品とはいえません。
事業領域が広がり、デザインに求められる役割も、製品単体の造形デザインやグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)から、大型機器が使われる現場の作業効率や動線までを含めた空間デザインの構築などへと範囲を拡大しています。役割が変化するなかでも、変わらずに大切にしているものが「使う人のためのデザインを追求すること」です。お客さまインタビューや利用環境調査など、さまざまな角度から検討・検証を重ね、使いやすさと美しさを融合させたデザインを追求しています。
デザインサイトトップ: https://global.canon/ja/design/
競争力の確保と自由度の確保を両立させる—知的財産
さまざまな社会課題の解決に、技術が複雑に組み合わされるようになり、保有技術がこれまでとは違った技術分野に活用されることが起こっています。
キヤノンの知的財産活動は、事業発展の視点から、技術分野に応じて競争力の確保と自由度の確保を両立させる「オープン・クローズ戦略」を基本としています。
商品の競争力の源泉となる発明は、他社の使用を許諾しない、あるいは特許の出願をせずに、競争優位性を優先します。汎用性が高く、他者の技術を使わざるをえないような技術分野では、特許の保有者同士で結ぶクロスライセンスを通じて自由度を確保しています。
こうした戦略をとることによって、キヤノンでは、自社製品の優位性を確保するとともに、事業や技術領域の拡大のための障壁を取り除き、事業の発展を後押ししています。

知的財産サイトトップ: https://global.canon/ja/intellectual-property/
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