技術系社員紹介

物理系 記録プロセス技術

周辺機器事業本部

蛭川 亜耶ヒルカワ アヤ

2009年入社

いかに良いものを、いかに効率よく作るか

私はレーザープリンターのトナーカートリッジ量産技術部門に所属し、電子写真プロセスの設計およびそれに関わる生産工程の設計を担当しています。消耗品であるカートリッジは生産期間が長いため、これから立ち上がる新製品から自分が入社する前のものまで、携わる製品は多岐にわたり、日々技術の進化を体感しています。新製品の工程設計はもちろんですが、これまで量産を続けてきた製品に対しても、いかに良いものを、いかに効率よく作るかという点を常に考えています。

「社会に対しても技術に対しても誠実に向かい合う」という
キヤノンの雰囲気に引かれて

目に見える製品を扱うメーカーで働きたいと思い、就職活動を行っていました。さまざまな会社を回った中でキヤノンに対して特に感じたのは「誠実な会社である」という点です。社会に対しても技術に対しても真摯に向かい合う、そんな雰囲気に惹かれてキヤノンを志望しました。

自分が手掛けた製品がお客さまのもとに直接届く

自分が手掛けた製品がお客さまのもとに直接届くところに、やはりやりがいを感じます。 私が初めて携わった製品は2012年発売のプロ向けインクジェットプリンターでした。入社して間もなかったため、すべてに携われたわけではありませんでしたが、自身の関わった製品が、お客さまから評価していただけたことは今でもたいへんうれしく誇らしく思っています。新製品を開発する上で、今まで認識されていなかった新たな問題が発生することがあります。そうした問題を、検討を重ねて問題発生のメカニズムを解明し、そして対策を編み出すことができたときは技術者としてたいへんやりがいを感じます。

自分が設計した部品が生産される

業務のやりがいを最も感じるのは、自分が設計した部品が量産に投入されることです。新製品はもちろん、現在市場に出ている製品の部品一つをとっても、品質はもちろん、工程での組み立て性や安定した生産性など、量産に投入するためには多くのハードルがあります。しかも私の担当は電子写真プロセスという分野。誰しもがピンとくる分野ではありません。だからこそ、技術的なデータ・根拠で関係部門や関係会社の人たちに自分の施策を認めてもらい量産へ移行した時の達成感はひとしおです。

次世代機を確実に立ち上げる

現在の目標は、担当している次世代機を確実に立ち上げることです。これまで、先行機からの派生による新製品立ち上げ業務は何度か経験してきましたが、まったく新しい製品の主担当業務は初めてです。派生機種とは業務の進め方も異なっていれば、かかる時間も桁違いで上司や先輩、他部門の方々に助けてもらい、日々勉強中、というところです。たいへんな業務ではありますが、最新の技術を日々吸収できることが醍醐味でもあります。この業務を通じて新しく関わるようになった部門の方々にも一技術者として認めてもらい、次世代機を自信を持って市場へ送り出せるよう努力していきます。

視野を狭めず自分の可能性を最大限考えてみてください

視野を狭めずにいろいろな観点から企業を見てみてください。今まで気が付かなったビジネスや製品、企業の社風など、就職活動で初めて知ることがたくさんあると思います。ぜひそれらの発見を楽しんでください。まだ、自分自身のことに関しても専攻分野がこれだから、対象の企業はここと決めつけず、専攻は一つの強みと捉えてみてください。自分の可能性を最大限考えるとても良い機会だと思います。みなさんの就職活動が充実したものになることを願っています。

一日のスケジュール

※ 個人情報保護の観点から、仮名を使用している社員もいます。
※ 取材時の所属のため、異動している社員もいます。