“人を動かす”
一人ではできないことを実現する
もっとも重要なこと

プロジェクターのマーケティング担当

イメージング事業本部

勝山 直輝

プロフィール

学生時代は、勉強、バイト、ソフトボールサークルに均等に力を注ぐ。100人規模の大きなサークルでは会長を務めみんなをまとめる。専攻は経営で、著名な経営者の伝記、経営哲学に関する本を愛読。
大学4年生の時に、アメリカのテネシー州に約4カ月間短期留学。さまざまな文化の学生と触れあったことで、視野が劇的に広がる体験をする。大きな刺激になり、将来、海外で仕事をしたいとより強く思うようになる。
2009年入社後、PVマーケティング課でプロジェクター、ネットワークカメラ、の製造販売、出荷、販売促進業務を担当。2012年からCANON U.S.A.でプロジェクター、ネットワークカメラ、業務用ディスプレイの予算、購入販売在庫の管理を行う。2017年に帰国。PJマーケティング課でプロジェクターの欧米販売推進業務や予算管理を担当し、現在に至る。

キヤノンを選んだ理由

学生時代のゼミが“キヤノン式”を研究するところでした。そこで、キヤノンの人を大事にする社風を知り、また、現在の会長の経営哲学に触れ、大きな改革を行ってきたことに感銘を受けました。それがキヤノンを希望したきっかけです。その後、内定が決まったのちにアメリカのテネシー州に短期留学をし、より一層、海外での仕事に惹かれました。
入社後3年でアメリカに赴任。大きな夢がかないました。帰国後はその経験を活かしながら仕事をしています。

わたしの仕事

プロジェクターの需要を予測し的確に供給
素早い対応を実現するメンバーの協力に感謝

現在は、プロジェクターの販売に関しての損益、お金の管理をしています。全世界の事業管理のメイン担当です。さらに、欧米の市場状況を現地のスタッフとの会議で把握、事業予測も行っています。
販売会社からの「商品がこのくらい必要なんだ」という声に対して、リスクも考慮し、生産調整を行います。急ぎで商品の手配数を答えなければならなかったり、すぐに動くことが必要とされるケースも多く、すべてを一人で行うことはできません。そこで、工場と生産調整を担当している人と連絡を取りあったりしながら、周りと協力して進めます。
“人を動かす”というと横柄かもしれませんが、動いてくれる人がいること、それは本当に重要だと思います。
自分一人の知識や経験だけで解決できることは限られます。私の場合は、開発担当、工場、経理やロジスティクスなどに困った時に助けてもらえる人脈があるから、この仕事をこなせていると思っています。相手が困った時もできる限り協力します。実際、そうして協力してくれる人たちの力で問題解決が格段に早まった経験を何度もしています。
もちろん、自分も“自発的に”動くことが大事です。私のいる部署では “明日まで”など、急いで回答を要求されることも多々あるので、日頃からいろいろな情報に耳を傾け、すぐに判断し動けるように心がけています。

キヤノンで働く魅力

世界にインパクトを与える
人々を喜ばせることができる製品
それらに携われることが魅力です

CANON U.S.A.にいた時、ニューヨークのメトロポリタン美術館で、イスラエルの文化を伝える作品の展示にキヤノンのプロジェクターが20台ほど採用されることになりました。暗い展示室の中に壺や骨董品が置いてあり、プロジェクターを使って、その周辺にイスラエルの情景などその文化を表す映像を次々に浮かび上がらせました。非常に美しい空間になり、その時の美術館スタッフの「すごいね」という言葉や満足そうな表情が忘れられません。美術館の表現したい世界をキヤノンのレンズ技術が実現したシーンでした。
普段は、パソコンと向き合い、製品を届けることなどに時間を取られていますが、実際に自分が関わる製品が社会にインパクトを与えたり、役立っているところを見ると、本当にやりがいを感じますね。
また、技術力がある世界的な規模の会社だからこそできる、このような大きな案件に携われるということも魅力です。

わたしのチャレンジ

できる人を見ると負けてられないって思うんです
刺激のあるところで成長していきたい

社内で接する先輩や同期に限らず、いい仕事をしている人の話を聞いたり、活躍を見たりすると、いてもたってもいられなくなります(笑)。負けてられないって火がつくようなところがありますし、難題にチャレンジするのも嫌いじゃありません。
アメリカ駐在中には、予算担当として収益体制の見える化に取り組みました。
プロジェクター、ネットワークカメラ、ディスプレイを担当していましたが、収益体制、特に販売価格構造や経費が不明瞭な状態だったのです。販売価格構造については、営業チームと徹底的に議論し、一から価格構造表を作成し、誰が見ても製品ごとの収益性がわかる仕組みを構築。経費については、経理、物流、サービスと予算策定時から議論を重ね、毎月実績と予算の差異分析を行うことで、次第に削るべき点を把握できる仕組みをつくりました。
日本から来た若いスタッフが、細かい経費のことまで聞いてきて、現地の人たちは「なんだこいつ」という感じだったかもしれません。最初は苦労しましたが、徐々に英語にもなれ、スムーズに問題を解決できるようになりました。何より予算を達成し続けて、認めてもらえたと思います。
日本の仕事も好きですが、海外では、異なる文化、宗教を持ついろいろな人種の人たちが一緒に働いていて、それだけでも毎日大きな刺激を受けます。またそういった環境の中に身を置いて仕事をしたいですね。前回は実務を頑張りましたが、今度はマネージャークラスで海外へ行って、もっと高い視点で事業経営を行うことにチャレンジしたいと思っています。