自分が開発に関わったカメラが
世界中の人に愛され、使われる
こんな嬉しいことはないです

デジタルカメラに搭載される映像エンジン“DIGIC”の開発

イメージング事業本部

関 亜也加

プロフィール

学生時代、研究室で映像メディアに関する研究を行う傍ら、手品サークルの活動にも力を入れる。大学に入ってから始めた手品では、最後のトリを務めるまでになる。興味を持ったことは、とことんやる主義。
研究室、サークル、バイト、どれも全力。たくさんの人との関われたことがこの時期の財産。
入社後、現在の部署に所属になり、デジタルカメラの心臓部と言える映像エンジンの開発に携わる。

キヤノンを選んだ理由

学生時代に研究していた映像に関わり、実際にものをつくりたいとメーカーに興味を持ちました。その中でもキヤノンは「カメラといえばキヤノン」というイメージが強く、そのブランド力にも惹かれました。
映像に関する製品の質も高く、ここで何かを生み出して、世に送り出してみたいと思いました。

わたしの仕事

映像エンジン“DIGIC”の仕組みを
実際のカメラに搭載するための小型化・低消費電力化に向けた設計・検証
キヤノンの映像技術の結晶“DIGIC”をみなさんに届けるための仕事です

“DIGIC”は、カメラの心臓部です。映像エンジンの良し悪しは、そのカメラの使い勝手、写真の出来映えに関わってきます。しかし、その映像エンジンの機能を開発しただけでは、カメラに搭載することはできません。
その高度な機能を発揮することができ、なおかつ小さなカメラに搭載するための物理的な設計、そしてカメラが安定して機能するかの検証が必要となります。それが私の仕事で、社内外の多くの部門との協業で進める部分もたくさんあります。いわば、キヤノンの映像技術をみなさんが使えるようにするところです。
カメラの大事な部分に関わる仕事ですから、自分自身もカメラ、写真に興味を持つことが仕事につながると思います。社内では社員の写真コンテストもあります。私も写真をうまく撮れるようになりたいと思っています。
また、この仕事では、社内、社外の人と一緒にゴールを目指します。その中でコミュニケーションスキル、問題を調整する力は欠かせません。今思えば、サークル活動でそういった経験をしてきたことが役立っているような気がします。

キヤノンで働く魅力

みんなが発売を待ってくれているカメラ
世界中の店頭に並ぶ製品の開発に携われる
これはなににも代え難い魅力です

製品の開発への携わり方にはいろいろあると思いますが、キヤノンのカメラへの関わりはある意味特別なものがあると思っています。発売前からネットで情報が飛び交ったり、販売初日には、必ず店頭で大きいスペースをとって並べられたりします。そういった皆さんに愛される製品の開発に自分が関わっているのは誇らしいし、嬉しいですね。家族や友人にも思わず自慢したくなります。
また、開発で関わる“人”も大きな魅力です。製品の発売日が決められ、そこから逆算で開発スケジュールが決まるので、大概、厳しいスケジュールになります。その難しいゴールをみんなで目指し、協力して、工夫して取り組み、成し遂げた時は大きな達成感があります。一緒に取り組むメンバーにも恵まれていると思います。

わたしのチャレンジ

人のやっていないことをやる
この気持ちを忘れずにチャレンジし続けたい

新しいことに積極的に取り組んで行くことが好きなんです。サークルで手品にチャレンジしたこと、それから、何よりも、学生時代に全くやったことがなかった電気の分野での仕事に取り組んだこと、どれも経験したことのないチャレンジでしたが、乗り越えてきました。やったことのないことをチャンスと思える自分は好きですね。
今、どんどん開発の難易度が上がってきているので、これからはいかに品質の良い製品を早く市場に出せるかというのが開発者の腕の見せどころになると思っています。自分の持っている技術の向上を目指すのはもちろん、その技術の中で工夫して、より良い手法をどんどん積極的に提案、そして周りを巻き込んで難題を解決できるようになりたいです。その時に、「関さんの言うことなら」と言ってもらえるようになっていきたいです。
写真を撮ることが楽しい、多くの人に愛されるカメラを“みんなで”つくっていきたいと思っています。